保護犬・猫のガールズトーク 少女たちが大人にずばり注文

 動物の保護活動をしている少女3人が、東京・新宿で開催中のチャリティーイベント「みんなイヌ、みんなネコ」で、トークショーに登場しました。題して「保護犬猫ガールズトークショー」。大人たちに注文するなど、“保護者役”で登壇した保護猫カフェ「ねこかつ」(川越市)の梅田達也さんもたじたじのトークが展開されました。

 登壇したのは、いずれも過去にsippoで紹介された高校1年生の佐々木夏妃さん、中学2年生の大澤晴奈さん、小学5年生の中山渚美(なちゅら)さん。それぞれ猫や犬を預かったり、譲渡会を手伝ったり、保護活動に関わっています。

地元川越でアイドル活動も始めたという佐々木夏妃さん
地元川越でアイドル活動も始めたという佐々木夏妃さん

 佐々木さんは、小学6年生の時、子猫を拾い、どうしたらいいのか、「ねこかつ」の譲渡会に相談に行ったのがきっかけで、保護猫の譲渡会や預かりを手伝うようになったといいます。「家では飼えなかったので、早く里親さんを見つけてあげたくて。詳しい人の話を聞きに行きました」

 大澤さんも、犬を飼いたくて、ネットで譲渡会を知って行ってみたのが始まり。保護犬の預かりを手伝うようになり、「これまで3匹預かって、みんな今はよそで幸せになっています」。

小さい頃から動物好きだったという大澤晴奈さん
小さい頃から動物好きだったという大澤晴奈さん

 3人の中でも、中山さんは“ベテラン”。「お母さんがしていた保護活動がおもしろそうで、5歳くらいから始めました」。最年少だが、保護活動歴は一番長い。佐々木さんらに「先輩!」とはやし立てられて、「先輩じゃないですー」と照れまくり、会場の笑いを誘いました。

活動ぶりが本やテレビでも紹介された中山渚美さん
活動ぶりが本やテレビでも紹介された中山渚美さん

 保護活動を通じて、それぞれ嬉しいことや悲しいことも経験したといいます。

 大澤さんは「2匹一緒に預かったうち、1匹が懐かず、2、3カ月してやっと懐いて、人を見る目、表情がかわったのが、一番嬉しかった」。佐々木さんは「1年間ずっと預かって、トライアルに出した先で、『この子が育ててくれた子だから、安心できる』と言ってもらい、泣いちゃいそうになりました」。

 一方で、中山さんは「猫が治らない病気で、見守ることしか出来なかった時は、つらくなりました。でも、引きずっていたらダメ。次の子を幸せにできなくなってしまう」ときっぱり。司会者も「5年生でそんな経験するなんて、すごいですね」と驚いていました。

話に盛り上がる3人
話に盛り上がる3人

 希望や大人への注文を尋ねられると、佐々木さんは「こういう保護活動について、もっと知ってほしい。中学の英語の授業で保護活動についてスピーチをしたんですが、そもそも先生も保護猫を知らなくて……。みんなに知ってほしいです」。大澤さんは「動物を飼う時、ペットショップに行く人も多いと思いますが、譲渡会を選択肢に入れて欲しいです」と話しました。

 中山さんは「人に任せないで、大人には小さい事から自分でもやってほしいです。そうしないと野良猫がいなくならないし、うちのお父さんの寝床がなくなっちゃいます(笑)。一人ひとりが小さいことをして、どんどん広がってほしいです」。

梅田達也さんの話を真剣な表情で聞く3人
梅田達也さんの話を真剣な表情で聞く3人

 最後に梅田さんが「こうした活動を広げていかなくてはならない。でも、かわいそうな子がいなくなり、僕らのやることがなくなるのが目標。みんなが大人になる頃にはなくなるか? 1日も早く実現しないといけない。それが大人の役目ですね」と話をまとめました。

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