4日間で300匹以上の保護猫を紹介 新宿の百貨店で譲渡会
4日間で300匹以上の保護猫を紹介する国内最大級の譲渡会が15日、東京・新宿の京王百貨店で始まった。sippoが同日から開催しているチャリティーイベント「みんなイヌ、みんなネコ」の一環だ。2017年から始まり、3回目となる今回は初めて、若干の犬も紹介する。
保護猫は、捨てられたり野良から生まれたりして、自治体や動物愛護団体に保護された猫のこと。譲渡会は、こうした猫たちを紹介して引き取り先を探し、殺処分されないようにしようという取り組みだ。多くの人が訪れる百貨店を会場に開催することで、より多くの猫たちの引き取り先をさがす狙いがある。
15日は、保護猫カフェ「ねこかつ」と、ボランティアグループ「おーあみ避難所」が主催し、猫約50匹、犬約7匹が紹介された。
会場には、猫が入ったケージがずらりとならべられた。その一つ一つに、名前や性別ほか、「やんちゃ」「甘えん坊」といった性格などが書かれたカードが添えられた。訪れた人たちがケージの間を歩き、「かわいいね」と話しながら猫たちの顔をそっとのぞき込むと、主催した団体のスタッフが「元気がいい子なんですよ」などと説明していた。
猫たちは、その場では譲渡されない。希望者は会場で申込書に記入し、主催団体との間で確認を重ねた後に譲り受ける。
猫の譲渡の申込書に記入していた埼玉県の男子中学生(14)は、母親(54)と一緒に訪れた。3人家族で、猫を飼うのは初めて。ずっと飼いたいと思って、ようやく家族の意見がまとまったという。譲渡会のたくさんの猫のなかから、迷わず1匹を決めたといい、「ずっとこの子を見ていたいと思った。もしうちに来てくれたら、大事にしたい」と話した。
譲渡会は18日まで、連日開催する。16日の11~14時は「ねこかつ」と「おーあみ避難所」が主催して猫50匹と犬7匹が参加する予定。17、18日の13~17時はNPO法人「ねこけん」が主催し、両日とも猫150匹、犬1匹程度が参加する予定だ。
混雑を避けるため、事前に入場整理券を配布し、整理券を持った人のみが入場できる。整理券は当日分のみ、朝10時から7階催場イベントコーナーで配布する。
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