愛犬をキレイに撮るには ケニア・ドイさん、プロの写真テク伝授
sippoの連載「ツンデレラたちの撮りセツ」でおなじみのプロカメラマン、ケニア・ドイさんによる写真講座「愛犬をスマホでキレイに撮る方法」を7月23日、東京・田園調布のドッグカフェ「Deco's Dog Cafe田園茶房」で開催しました。
読者を対象にsippoが開いたもので、スマホを使ってプロの撮影テクニックを学べるという内容。当日は柴犬やチワワ、個性的なミックス犬など、さまざまなワンちゃんと飼い主さんが一緒に参加してくれました。
午後3時のおやつ時、カフェご自慢のスイーツを味わいながら、軽妙なトークで講義は始まりました。
まずは「意図」、グリッド機能は使える!
キレイに撮るためにドイさんが伝授したポイントは、「意図」「構図」「光」。この3点を押さえると、いつもの写真にぐっと深みが加わるといいます。
たとえば「意図」。
「かわいいからなんとなく撮る」ではなく、「何をどう見せたいか」をまず明確に意識したうえで、そのために背景や角度、切り取る瞬間など、狙うポイントを考えながら撮影することが、よりよい写真を撮るスタートになるのだそうです。
そして「構図」と「光」では、空間を活かす「三分割法」などの代表的な構図の作り方や、被写体に光が当たる角度に応じて、それぞれどのようなテイストの写真が撮れるのかを解説してくれました。
後半はより実践的なワークショップ。スマホに備わった機能を生かしたバランスのいい構図の決め方や光の調整、Instagramの機能で上手に補正する方法など、実際にスマホ画面をモニターに映し出しながら、進行しました。
特に、ほとんどのスマホに付いている、画面を線で区切って表示する「グリッド機能」は三分割法で写真を撮るのに役立ち、参加者から「こんな便利な機能があるなんて!」との声があがりました。
黒い塊に! 笑顔が撮れない! 参加者のお悩みを解決
講義がひととおり終わった後は、参加者それぞれの撮影時の悩みに対して、ドイさんが解決法を教えるコーナー。その一部を紹介すると……
■黒い犬を撮ると、目がどこにあるかもわからない、黒い塊みたいになる
白いものを近くに置いたり、光が当たるところで撮ることで、目に光が映りこむようにする
■複数の犬を撮る時、ピントを合わせる場所はどこがベスト?
横一列に並ぶなら、1匹にピントを合わせれば、全員にピントが合う。位置が前後しているなら、前の犬にピントを合わせる
■笑顔の写真がなかなか撮れない
撮る前に少し運動させると、ハァハァするので、自然に撮りやすい
飼い主さん同士の新しい出会いも
後半からは飼い主さん同士、ワンちゃん同士の交流も生まれ、和気あいあいのムードに。なかには、お互いのInstagramを実はフォローし合っていたとわかった参加者も。講座が終わったあとは、プチ撮影会で盛り上がりました。
講義の間、参加した犬たちは、とても行儀よく、騒ぐこともありませんでした。
sippo初の犬の飼い主イベントでしたが、参加したみなさんには「楽しかった!」「勉強になりました」と大好評。Sippoは今後も飼い主向けのイベントを開催していく予定です。みなさんも、ぜひ参加してみてください。
- Deco’s Dog Cafe 田園茶房
- 〒145-0071 大田区田園調布2-62-1 東急スクエアガーデンサイト北館1F
【営業時間】
月~金曜日 10:30~19:30(L.O.19:00)
土・日・祝日 10:00~20:00(フードL.O.19:00、ドリンクL.O.19:30)
定休日なし(年末年始、東急スクエアガーデンサイトの休館日除く)
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