ダニが気になる猫タワーをついに撤去 部屋見上げ抗議の鳴き声

ファブリックの猫タワー
ファブリックの猫タワー

 猫アレルギー再開4回目、もう少しだけ妊婦時代のお話にお付き合いください。

猫タワーはダニの巣窟?

 前々回、子どものアレルギーの心配について書きましたが、子どもが産まれる前に、猫関連でやっておかなければならないことがいくつかありました。

 ひとつは前回の通り、猫を風呂に入れること。

 もうひとつは、ダニの巣窟であろうことが容易に想像できる、ファブリックの猫タワーを捨てることでした。

 我が家に猫が来てもう8年。最初の1年半ほどは簡単な猫タワーがありましたが、「猫をもっと喜ばせたい」という思いから、デラックスな猫タワーを新調したのでした。

 その猫タワーは天井まで高く、タワーの柱で爪とぎができたり、箱になっている場所があったり、はしごがあったり、綱がぶら下がっていたりなど、夢のような猫タワーに見えました。

 ……が、実際に設置してみると、猫ははしごと綱には見向きもしないし、箱の部分に入ったのはタワーを設置して3年後くらいだったし、臆病なモモにいたっては、タワーに登り始めたのは半年後くらい。猫にそれほど歓迎されないのに、大きさだけは立派という、人にとっても猫にとってもありがたくない代物でした。

モモがタワーを楽しみ始めたのは、設置して5年後くらい
モモがタワーを楽しみ始めたのは、設置して5年後くらい

 しかも、ほこりやダニのたまりそうな毛布のような生地なのに、脱着不可なので洗濯することもできず、年々薄汚れてゆきました。

 赤ちゃんにとって、ダニは大敵とどこかで聞いていたので、家の中で最もダニの住みよさそうなタワーは、捨てなければならないという考えにいたったのでした。

「赤ちゃんが来る前に、タワーを捨てよう。猫も、そこまで気に入っていないし、別のタワーを買えばいいよね」
 
 夫婦でそう話し合っていたら、突然モモがタワーの箱に入り出しました。それから毎晩、タワーの箱の中で眠るほど気に入ってしまい、かなり捨てづらくなってしまいました。なんだか、美容室の予約をした途端、髪がうまくまとまるようになるのに似ている……。家電なんかも、もう寿命かなと思っていると、急に調子が良くなったりするものです。

 さらにモモだけでなく、あんずもタワーをフル活用し始め、ほとんどの時間をタワーの天辺で過ごすように。

「捨てちゃったら、猫らに恨まれるのでは……」そんな考えがよぎるとともに、「そもそも、こんなに大きな猫タワーって、どうやって捨てるんだろう?」という疑問が浮かびました。

 区の粗大ごみ一覧に「猫タワー(大)」なんて項目もないし、「ペット用品」はもっと小さいものを対象にしているようでした。
 
 そうなると、もう面倒くさい気持ちが勝ってしまい、結局赤ちゃんが家に来てからも、しばらく猫タワーは家にありました。

タワーの箱の中に入るあんず
タワーの箱の中に入るあんず

タワーがあった場所で「ニャオー」と抗議

 しかし、赤ちゃんの世話をしながらも、「あぁ、あの猫タワーに何万匹、何億匹のダニがお住まいになっているのか。あそこから、赤ちゃんに向かってふわっと飛んでくるのでは……」など想像すると落ち着かないので、結局は年末の大掃除で猫タワーを解体し、粗大ごみに出して捨てました。(粗大ごみセンターに電話で問い合わせ、捨てるのに2千円くらいかかりました)

 タワーがきれいになくなると、あんずはタワーがあった場所で、上を向きながら「ニャオー」と抗議の鳴きを何度かしていました。賢い子だなぁと思うとともに、赤ちゃんのために我慢をさせているようで、切ない気持ちになりました。

 モモの場合は、タワーのことなんて忘れたかのように、他の寝場所を見つけて、マイペースにくつろいでいたので、良かったのですが。

 その翌日、すぐに木のタワーを新調したものの、最初は “様子見”なのか、タワーは無視され続け、ようやくあんずが登り始めたのは2週間後くらいでした。

 そして現在、タワーを買って3か月以上経ちましたが、モモが登っているのは見たことがありません。まだ警戒しているのでしょうが、おそらく、あと2か月くらいはかかるのではないでしょうか。

 猫たちにとって、猫タワーとは、長年使い続けるからこそ愛着がわくのであって、簡単に「新しく買えばよい」というものでもないのだなぁと感じています。

 猫がネット検索なんかを駆使して「このタワーがいい!」なんて言ってくれたら助かるのになぁ、と、言っても仕方ないことを想像してしまいます。

(ヤスダユキ)

この特集について
猫アレルギーですけど
普通の家で飼われている猫「あんず」と「モモ」。飼い主の主婦が、2匹との生活や発見をユニークな視点で切り取る人気連載です。
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