2019年 犬や猫のためのボランティアを始めてみませんか?

 公益社団法人アニマル・ドネーション(アニドネ)代表理事の西平衣里です。連載6回目はボランティア活動についてご紹介をしたいと思います。

(末尾に写真特集があります)

 年が新しくなりました。

 お正月は「今年はどんな年にしよう、何か新しいことを始めよう」と、少し真面目に自分の人生を見つめる時間でもあります。私は数年前から、必ず一年間の中で何か一つ新しいことをしようと決めています。それは新しい事業であったり、子育てに関わることであったり、何かの勉強だったり。忙しさに流されないためにも、何かを始めるというのはとてもいいこと。

 アニドネは、たくさんのボランティアの方に支えられています。今回は、どのような活動をしているのかをご紹介をいたします。犬や猫が大好きな方々が動物のために活動したい、と一歩踏み出す一助になればうれしく思います。

動物のためのボランティア 内容はさまざま

 昨年12月末にアニドネの懇親会がありました。その時の様子とともにアニドネのボランティアをご紹介したいと思います。アニドネは寄付サイトの運営が主ですので、コミュニケーションのほとんどをオンラインで行っています。なので、関係者が一堂に集うのは滅多にない機会。この日は40名弱の方々が集まりました。オンライン上では慣れ親しんだ方々でも実は会うのが初めて、の方々も多々。「やっと会えた~!」とあちらこちらで盛り上がっておりました!

右:支援先団体さんの窓口担当のOさん、大の猫好き。真ん中:総務担当のTさん、ご夫婦で参加してくれています。猫ラバー。左:最近お仲間に加わってくださったSさん。こちらは犬好き
右:支援先団体さんの窓口担当のOさん、大の猫好き。真ん中:総務担当のTさん、ご夫婦で参加してくれています。猫ラバー。左:最近お仲間に加わってくださったSさん。こちらは犬好き

 アニドネの成長と共に、さまざまなボランティア活動が拡がっています。以下はボランティア募集ページにご紹介している内容となります。ですが、以下の内容に関わらず「アニドネでやってみたいことは?」というお聞きして、ご本人が得意なことをしてもらうことが多くなっています。

 たとえば、懇親会の写真を撮っていただいているムロヒロミさんは、動物と人の関係性を写真で表現したいというご希望があって、譲渡会に出向き撮影をしてくれています。その写真はアニドネサイトの
トップで使わせていただいております。

1、アニドネリサーチャー
 エリアごとに動物福祉事情をリサーチ、情報アップ等
2、アニドネプロフェッショナル
 あなたがお持ちのスキルをご提供いただけませんか。たとえば、広報・PR、記事のライティング等
3、アニドネプロデューサー
 企業様との寄付コラボ企画・運営等
4、アニドネオフィスサポーター
 事務局・総務・経理サポート等
5、アニドネアンバサダー
 主にSNSによる情報拡散等

寄付活動に興味をお持ちのIさん(ご主人)は以前動画付きのアニドネ募金箱を作ってくださいました。そして団体窓口としても動き始めてくださっています
寄付活動に興味をお持ちのIさん(ご主人)は以前動画付きのアニドネ募金箱を作ってくださいました。そして団体窓口としても動き始めてくださっています

「犬猫が大好き」 メンバーが集い、強い力に

 40名に共通しているのは『犬猫が大好きであること』。現在一緒に暮らしている方も多いですが、今は小さい子供がいるから、仕事が多忙なため、とあえて暮らす選択をしていない方もいます。そして、もうひとつ共通しているのは『日本の動物福祉をよくしたい。そのために自分のスキルや時間をなにかで役立てないか』と思っていること、です。

 アニドネのボランティアは、プロフェッショナルとしてご活躍の方が多いです。自分の持つスキルを社会貢献に生かしたいというキモチの方が集っています。プロボノ活動というご紹介のほうがマッチするかもしれません。

シーズーを深く愛している司法書士のTさん。アニドネの遺贈寄付関連の立ち上げをお手伝いしてくれています
シーズーを深く愛している司法書士のTさん。アニドネの遺贈寄付関連の立ち上げをお手伝いしてくれています

 私は日本の動物福祉をなんとかしたくて、アニマル・ドネーションを立ち上げました。8年目を迎え、寄付をくださる方々が多くおられることに深く感謝しています。そして、同じキモチを持った方々と一緒に活動できていることは、この活動を続ける原動力になっています。ひとりでできることは限られています。ですが、同じキモチを持ったメンバーが集えばアイデアが湧き出し、スキルが集まり、強いチカラになることを強く実感しています。

 アニドネでは随時、ボランティアさんを募集しています。現在、経理や総務などのバックオフィスのお手伝いや、団体窓口リサーチャー担当、記事を書くライター業務等、をやってくださる方を求めております。

 次回の記事は、アニドネ以外の動物関連のボランティアのことをご紹介したいと思っています。保護活動においては、レスキュー現場でボランティアさんが奔走してくださっています。補助犬育成の現場でもボランティアさんのチカラは欠かせません。次回もお楽しみに★

【前の回】保護犬や保護猫、引き取りたいけど難しいかも? 譲渡の条件とは
【次の回】犬や猫のためのボランティア 活動はさまざま、無理なく楽しく

西平衣里
(株)リクルートの結婚情報誌「ゼクシィ」の創刊メンバー、クリエイティブディレクターとして携わる。14年の勤務後、ヘアサロン経営を経て、アニマル・ドネーションを設立。寄付サイト運営を自身の生きた証としての社会貢献と位置づけ、日本が動物にとって真に優しい国になるよう活動中。「犬と」ワタシの生活がもっと楽しくなるセレクトショップ「INUTO」プロデユーサー。アニマル・ドネーション:http://www.animaldonation.org。INUTO:http://inuto.jp

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この連載について
犬や猫のために出来ること
動物福祉の団体を支援する寄付サイト「アニマル・ドネーション」の代表・西平衣里さんが、犬や猫の保護活動について紹介します。
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