2024年10月に行われたアニドネタウンホールミーティング。「クラブアニドネ」メンバーがリアルに集まるのは年に一度。それ以外はオンラインで活動をしている
2024年10月に行われたアニドネタウンホールミーティング。「クラブアニドネ」メンバーがリアルに集まるのは年に一度。それ以外はオンラインで活動をしている

犬猫の未来を共に創る! アニドネボランティアに踏み出してみませんか?

公益社団法人アニマル・ドネーション」(アニドネ)代表理事の西平衣里です。100名を超えるアニドネのボランティアチーム「クラブアニドネ」では、多くの方々が、大好きな犬猫のために時間やスキルを提供してくださっています。

 私自身、アニドネを立ち上げたのは、日本の犬猫の現状を少しでも改善したいという強い思いから。活動を続けていくなかで、「自分にも何かできませんか?」と声をかけてくださる方々が増え、クラブアニドネは誕生しました。

 2025年、あなたも新たな一歩を踏み出し、犬猫のためにできることを始めてみませんか?

(末尾に写真特集があります)

学びながら、挑戦しながら社会貢献

「アニドネのボランティアさんは何をするのですか?」とよく聞かれます。活動内容はその方のスキルや興味に応じて大きく異なります。大きく分けると、専門性を活かして活動するプロボノ活動に近いものと、未経験でも動物福祉について学びながら社会貢献につながる活動の2種類があります。

 アニドネには、①助成事業、②団体支援、③リサーチと、主に3つの基幹部門があります。これらを支えるマーケティングやウェブ管理、バックオフィスなどの間接部門も含め、運営は多くのボランティアさんによって支えられています。

 たとえば、最も人数の多い活動は、「リサーチャー」として支援先の団体に寄り添い、彼らが直面している課題に対してサポートをしたり、アニドネのサイトでの記事執筆を通じて情報発信したりすること。「保護活動を直接行うことはできないけれど、犬猫を救うためのサポートならできる」と感じる方々に最適な役割です。また、専門性を活かして、海外の動物法や学術研修調査、イベントサポート、企業への寄付提案、リスト整備などにおいても、熱いキモチのボランティアさんが活躍してくださっています。

犬の保護や介在活動をしている団体へ来訪。団体さんのリアルな現場を知ることで保護犬を取り巻く問題を知ることが出来る

 実は海外在住の日本人で、海外で日本の動物福祉の現状にショックを受け、何とか改善したいという想(おも)いを持って参加している方も複数います。

 アニドネの活動をみんなで支えてくださっているのですが、アニドネという器を使って自分のやりたい社会貢献に踏み出している、そんなスタイルがアニドネの「クラブアニドネ」なのです。

ボランティアに参加している方の生の声

 男性は1割以下で、比率的には女性が圧倒的に多いです。2名の女性に「なぜボランティアを始めたか」を聞いてみました。

 ふたりのお子さんのママでもあるAさん。10年前から続けてくれている、初期からのボランティアスタッフさんです。

「もともとはアニドネに寄付を届ける企業側に勤めていた経歴があります。クラブアニドネとして活動にジョインしたのは10年前。当時からどんな企業や人にとってもニュートラルで本当に素敵な活動をしていました。犬猫を取り巻く社会問題に本気で向き合い、日本の動物福祉をトップレベルにしたいというビジョンを持つ大尊敬する仲間たちがいる団体です。私も犬猫を取り巻く社会問題に本気で向き合い、日本の動物福祉をトップレベルにしたいと思い参加しています」

 今年社会人になったBさん。大学生のころから参加してくれています。

「動物のために何かしたい!と思い、ボランティア団体を探していたのですが、1番重要視していたことは、『正しい情報発信と中立性』でした。動物と人間は話すことが出来ません。ゆえに、動物福祉のことを考えながらも、真実に基づいた情報発信をする団体を探していました。アニドネは、有識者にもファクトチェックを行い、責任を持って情報を発信しています。そんなところに魅力を感じています!」

まずはあなたの希望を聞かせてください!

 アニドネのボランティアに参加するには、まずはボランティアの詳細ページからお問い合わせをください。

 アニドネ事務局から詳細案内をした後、オンラインで「なぜボランティアをしたいのか。やってみたいことは?」などをお話しましょう。毎回思うのですが、本当に犬猫が心底好きな方々ばかり。そしてその熱意のある方に出会えることが、アニドネ運営メンバーは楽しみでなりません。

 基本はオンラインでの活動なので自分の余裕のあるときに活動できます。参加者の年齢や職業は本当にさまざま。だけど犬猫が死ぬほど好き、という根底にある想いが一緒なので、仲良くなりやすく心地いいコミュニティが築けるのがアニドネボランティアの魅力だと思います。

 ぜひ2025年、新しいことに踏み出してみたいなら、アニドネボランティアに挑戦ください!

(次回は2月5日公開予定です)

【前の回】愛犬のために入院を拒み自宅で酸素ボンベ 人と動物双方を救うカギは多機関連携

西平衣里
(株)リクルートの結婚情報誌「ゼクシィ」の創刊メンバー、クリエイティブディレクターとして携わる。14年の勤務後、ヘアサロン経営を経て、アニマル・ドネーションを設立。寄付サイト運営を自身の生きた証としての社会貢献と位置づけ、日本が動物にとって真に優しい国になるよう活動中。「犬と」ワタシの生活がもっと楽しくなるセレクトショップ「INUTO」プロデユーサー。アニマル・ドネーション:http://www.animaldonation.org。INUTO:http://inuto.jp

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この連載について
犬や猫のために出来ること
動物福祉の団体を支援する寄付サイト「アニマル・ドネーション」の代表・西平衣里さんが、犬や猫の保護活動について紹介します。
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