相棒猫を失い、ペットロスに 救ってくれた2匹の子猫
先住猫の「メロディー」は9歳で亡くなりました。 谷崎夫妻(神奈川県在住)が予想もしていなかった、あまりにも早い死でした。とくに奥様の淑さん(40)は重度のペットロスになり、立ち上がれないほどに……。それは、同居猫の「シュガー」も同じでした。いやっ、それ以上だったのかも。メロディーの姿を家中探し続け、来る日も来る日も「ニャーニャー」と鳴き続けました。
そんな姿を見て、夫妻は「シュガーには相棒が必要なのかも」と、一歩を踏み出す決意をするのです。シュガーを見つけたように、またネットの保護猫紹介サイトを巡回するようになりました。
シュガーは臆病な性格の猫です。なので、グイグイくる猫は対象外。ある日、「ペットのおうち」というサイトでシュガーによく似た白黒猫に目がとまります。性格の欄には「臆病」と。淑さんは「ビビリな猫にはビビリな猫の方が相性良い」と聞いたことがあり、この子猫に申し込み、会いに行くことに。
保護主さんのお宅の6畳ほどの部屋には、約15匹の猫がいました。譲渡希望の「ジャスミン」と対面し、「この子が新しい家族か」と夫婦に久しぶりの笑顔が戻ったと言います。
しかし、この部屋以外にも保護猫の部屋があり、「いま30匹の譲渡先を探している猫がいる」と聞きました。「もっと役に立ちたい」。そう思った谷崎夫妻は当初予定のなかった2匹目を視野に観察を始めました。すると、淑さんの足元に擦り寄ってくる子猫がいました。「一緒に行きたいよ」というように。
ジャスミンと同じぐらいの月齢の白キジ猫。人懐こい子猫「ポール」を一緒に引き取ることにしました。谷崎家は一気に3匹体制に。「久しぶりの子猫で楽しい」とご主人、宗孝さん(44)もご満悦です。
新入りの2匹は保護された場所は違いますが、すぐに仲良しになりました。一方、先住猫のシュガーは「いまでも一定の距離」で過ごしているようです。可もなく不可もなく、といったところでしょうか? お互いに生活してまだ2ケ月。これから猫同士がどんな落とし所を見つけるか、見極めながらの猫との生活が楽しみだといいます。
- 【撮影テクニックの説明】
- テクニック1
- 初めてお目に掛かる猫さんには細心の注意を払います。嫌われたらもう終わり、私が望む写真は撮れません。部屋に入っても極力猫には関わりません。黙々とカメラをセッティング、そんな様子を猫たちは見ています。まずは「望遠レンズ(70mm〜200mm)で遠目から撮影する」のが基本姿勢です。
テクニック2 - 時間が経って、こちらに興味を持って近づいてくる猫にそっと「指」を差し出してみます。スリスリしてくれたらこっちの勝ちです。さぁ、パーティー(撮影)の始まりです!
テクニック3 - 私の写真は飼い主さんの協力なくして撮れません。時には指示して、飼い主さんと楽しみながら撮影を進めることが最善と考えています。
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