初のメス猫は、ツンデレどころか超絶デレ猫 突然死した先代猫の分も愛され箱入り娘に
ペット可物件に引っ越し、譲渡会から迎え入れた待望の猫が、わずか半年で突然死するとは……。それでも「やっぱり次の子が欲しいね」と夫婦が前を向きはじめたのは、先代の猫が亡くなって四十九日が過ぎた頃のお話――。
はじめてのオンライン譲渡会
神奈川県横浜市在住の森田誠さん(45歳)・絵里さん(42歳)の家にキジトラの「イズ」(5歳・メス)がやって来たのは昨年4月。先代の「くまきち」(5歳没)がそうだったように、「次の猫も譲渡会で」とプランを立てたはいいけど、世はコロナで絶賛自粛中……。
人を集めた対面での譲渡会が難しくなり、各保護団体が延期・中止に追い込まれるという中、早々に「オンライン譲渡会を開始します!」と新しい試みにチャレンジする「おーあみ避難所」を見つけた森田夫婦は、YouTubeに流れる譲渡募集の猫たちを食い入るようにながめ、「この子だ!」と狙いを定めて、お見合いを申し込みしたのでした。
そして迎えたZoomでのオンラインお見合い会。夫婦の希望は亡くなったくまきちと同じ茶トラ柄のオス猫でしたが、団体からオススメされたのがキジトラのイズでした。その性格は以下の通り。
- 一匹で自立した猫
- 構って構っての猫ではない
- 留守番に向いている
家を不在にしがちの夫婦のライフスタイルから、希望していた猫よりもイズがいいのでは?と提案され、断る理由もなかったという森田夫妻。なにより画面越しに対面したイズはとてつもなく「可愛いー!」かったと振り返ります。
ツンデレなイメージのメス猫だったが……
夫婦はともに幼少期から実家で犬猫と暮らしてきたのですが、譲渡希望が「オス猫」というように、メス猫との濃厚な暮らしはこれまでになかったそう。甘えん坊なオス猫に慣れている状態から、ツンデレなイメージしかないメス猫との暮らしはチャレンジングで、期待と不安が入り混じった新猫生活のスタートでした。
しかし、一緒に暮らしてみると、イズはこれまで接してきたオス猫たちをしのぐ、「おい、ツンはどこに行った!」と言いたくなるほどの超絶デレデレ猫だったのです。
オンライン面接時に聞いていた「一匹で自立した猫」という説明は、単に猫が嫌いなだけだったのか、人間に対してはゴリゴリの甘々で、四六時中飼い主にくっついていたい猫でした。
もちろん夫婦が時間をかけて信頼関係を築いてきたのは言うまでありませんが、膝の上が好き・抱っこをせがむ・寝るときは絵里さんの腕枕でと、夫婦が持つメス猫のツンデレなイメージは、同居1年でくつがえされたのでした。
ペットカメラで安否を確認する日々
在宅勤務だった絵里さんも最近は出社する日が多くなって来たそう。留守中にペットカメラをより監視するようになったのは、くまきちのことがあったからだとか。
あの日、グッタリとしたくまきちをカメラ越しに見た絵里さんは会社を早退し、くまきちを連れてすぐに病院へむかいました。連絡を受けた誠さんも病院へ駆けつけ、まだ息があるうちに対面し、夫婦一緒に看取ったのでした。
もともと心配性だった誠さんも、イズの健康状態に注視し、会食や残業も控えるようになったのだとか。まさに箱入り娘の誕生、「当分の間、旅行はお預けだな」と笑う夫婦。それを聞いていたイズも嬉しそうでした。
- 撮影テクニックの説明
- テクニック1-4【同一場所でまとめる】
人見知りだったイズ。それもそのはずコロナで客人も呼べない状況ですからね。キャットタワーとボックスの穴を利用して、横から上から下からと色んな角度から撮る。猫が動かないなら自分が動こう。
テクニック1-4【コントラスト】
逆光や明暗比が高い時はコントラストを低めに調整する。カメラ側でも設定が可能だが、私は撮影後にPCで調整。柔らかな写真に。
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