秋田犬とふるさとPRに新隊員 「魅力を発信、地元貢献したい」
国天然記念物の秋田犬を通して観光振興をはかる秋田県大館市に、地域おこし協力隊員2人が新たに着任した。犬と暮らしながら秋田犬と大館をPRする「秋田犬ふれあい隊」の隊員として、観光客の増加につながる活動をする。
今月1日付で着任したのは原田櫻さん(20)と加藤瞳さん(22)。原田さんは宮城県富谷市、加藤さんは愛知県弥富市から移住した。2人ともペット専門学校を卒業した後、原田さんはペットサロンに勤務し、加藤さんは動物病院で働いていた。
能代市出身の原田さんは「秋田犬の魅力を発信し、わかりやすい説明をしながら地元貢献をしたい」と抱負を語った。ドッグトレーナーの資格を持つ加藤さんは「よきパートナーとなって、秋田犬の新しい発見を発信したい」。2人が飼う子犬は近く決まる。
2016年に発足した秋田犬ふれあい隊は、2人の隊員が「飛鳥」と「あこ」の2頭を飼育し、大館駅前の「秋田犬ふれあい処」で触れ合ったり、各種イベントに参加したりしている。犬にストレスがたまることや、イベントをこなしきれないことから、このたび増員することになった。
(加賀谷直人)
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