ぽっちゃり猫のチャミ 肥満対策で丘に登り続けて7年
富士山や相模湾を見渡せる神奈川県二宮町の吾妻山公園(標高136メートル)に、飼い主とともに毎週のように登ってくる三毛猫がいる。ちょっと太めのその猫は、すっかり地元の人気者だ。
のそのそと、しっぽを振りながら歩く。飼い主の70代男性とリードをつけて一緒に吾妻山公園に向かうのはスコティッシュフォールドの「チャミ」(雌、8歳)。互いの健康維持のために始めたこの散歩は、7年間で約600回になるという。
高台に広がる公園では季節ごとに様々な花が咲き乱れるが、とくに菜の花が見ごろになる1月には、花と富士山をバックにチャミを撮影しようとする人たちが列をなす。SNSでチャミを知り、北海道から訪れた女性もいるという。
町内に住む男性のもとに、生後3カ月のチャミが来たのは2010年夏。1歳で不妊手術をした後、太り出したため、男性は11年秋、チャミを連れて吾妻山公園に登り始めた。体重はここ数年、5キロ前後を維持しているという。
公園はチャミの庭のようなもの。「迷子」になる心配はないという。「かわいい」と人が寄ってきても、写真を撮られても動じない。
(遠藤雄二)
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