多頭飼育崩壊 個人宅から猫52匹を保護、「飼い主」探し
![保護され飼い主を求めている子猫=いずれも旭川市動物愛護センターあにまある提供](http://p.potaufeu.asahi.com/sippo-c/504e-l/picture/10572490/02ae78125b936b974bf53054fab30cb5.jpg)
北海道旭川市の個人宅で飼われていた猫が繁殖して増えすぎ、飼い主が手に負えなくなったとして、市動物愛護センター「あにまある」が今月、52匹を保護し、新たな飼い主を探している。同センターは責任ある飼育管理や早めの相談を呼びかけている。
飼われていたのは市内西部の一軒家で、今月上旬、この家を訪ねた市民から、「多頭飼育で大変な状態になっている」と同センターに情報提供があった。もともと数匹の猫を飼っていたが、最近短期間のうちに60匹まで増えたという。職員と飼い主が話し合い、センターが14日に52匹を引き取った。飼い主は一部の猫しか不妊手術をしておらず、「増えすぎて管理できなくなった」と話したという。
![保護され飼い主を求めている雌の成猫](http://p.potaufeu.asahi.com/sippo-c/7872-l/picture/10572491/d3117582895e89e0e19791ab0ee1d188.jpg)
52匹のうち成猫は32匹で、残る20匹は1カ月未満とみられる子猫だった。いずれも健康状態に問題はなく、センターは成猫にはすでに不妊手術を実施。これまでに愛護団体や個人に計16匹が引き取られた。
残る36匹はまだ施設におり、同センターやボランティア団体の「あにまある支援隊」がホームページなどで飼い主を求めたり譲渡会を開いたりしている。
(渡辺康人)
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