台風で被災した地域猫たちの姿を記録した写真展

昨夏の台風で被災した北海道南富良野町の猫たちを追った写真展「南ぷレスキュー」が、北海道旭川市7条通10丁目の市動物愛護センター「あにまある」で開かれている。
洪水に襲われてバラバラになった地域猫の保護活動にあたった旭川市の市民グループ「あにまある支援隊」が主催。リーダーの後藤幸濃(ゆきの)さん(49)が撮影した救助時や一時預かりの様子など100枚が展示されている。
同支援隊は台風から2週間後に現地入りし、札幌や東京のボランティアとともに37匹の猫を保護。手分けして一時預かりし、去勢手術をしたり里親探しをしたりした結果、現在半数が飼い主の元で暮らしている。発見時のやせ衰えた姿と、のんびりくつろぐ現在の表情の対比が胸に迫る。
後藤さんは「こうした時、周囲が何をできるのか考えるきっかけになるとうれしい」と話す。被災時のペットの避難方法を紹介するコーナーもある。28日まで。土日休館(第2、4日曜は開館)。問い合わせは同支援隊(090・6878・7352)へ。
(渡辺康人)
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