盲導犬の育成「協力を」 福岡で街頭募金、20年目

盲導犬を育てる資金を集めようと、久留米中央ライオンズクラブ(重永啓輔会長、23人)が3日、福岡県久留米市の西鉄久留米駅前で街頭募金を行った。久留米信愛女学院中学・高校の生徒らも参加し、協力を呼びかけた。
クラブは、久留米市に事業所を置く経営者らからなり、1997年から街頭募金を始めた。今年で20年目で、これまでに計約477万円を盲導犬を育成する「九州盲導犬協会」(糸島市)に寄付してきた。
協会によると、盲導犬の育成には、1頭あたり約300万円の費用がかかり、年間6~8頭の盲導犬を利用者に貸し出している。約1年間の訓練で盲導犬になれるのは、訓練を受けた犬のうち3~4割だという。
街頭募金に参加した協会職員は「全国で盲導犬が必要な障害者は3千~4千人いるとされるが、現在、全国で活動している盲導犬は約1千頭。これからも盲導犬を育成していく必要がある」と話した。
(倉富竜太)
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