「ペット同伴でどうぞ」 温泉が被災者20人を招待 熊本地震

お風呂の代わりに温泉をと、熊本県人吉市で温泉宿泊施設を営む高瀬清春さん(69)が17~18日、御船町の被災者約20人を招き、食事も振る舞った。町の避難所の被災者に声をかけて実施した。
所有する大型バスで送迎した。渋滞で片道約5時間を要したが、被災者は国宝・青井阿蘇神社などの見学も楽しんだ。
14日から避難所にいたという同県御船町の男性(61)は妻と愛犬を伴って参加、「一晩だけでもふろに入ることができ、ありがたい。ペット同伴は嫌われることが多いが、ペットもどうぞと言われてうれしかった」。自宅は電気、水道が止まり、ふろもトイレも使えなかったという。
高瀬さんは1995年の阪神大震災でも被災者約100人をボランティアで受け入れたといい、「被災した各地の状況をみて、1泊や日帰りでの受け入れを続けたい」と話している。
(知覧哲郎)
sippoのおすすめ企画
9/26-28@東京ビッグサイトで開催!ほかでは出会えない1万人のペット関心層が来場