災害時の犬猫連れ避難、前もって準備を 県動物保護協会が冊子

ペットと避難するためのパンフレット。「犬編」「猫編」がある
ペットと避難するためのパンフレット。「犬編」「猫編」がある

 災害時にペットを連れて避難するために、日頃からできる準備やしつけをまとめたパンフレットが完成した。一般社団法人静岡県動物保護協会が3月末に作成。「犬編」と「猫編」があり、8~12ページ。それぞれ1千部を作り、県内各市町の役所や保健所、協会と提携する動物病院などに置かれ、自由に閲覧できる。
 

 協会によると、東日本大震災では多くのペットが自宅に取り残された。避難所に連れて行っても、鳴き声や臭いなどが原因で他の避難者とトラブルが多発したという。
 

 パンフレットでは「ケージに慣れさせる」、「他人の手を怖がらないようにする」など、災害に備えたしつけの方法を図式でわかりやすく紹介。ペットとの避難で必要になる防災グッズのリストや、古いジーンズを使った猫を入れる袋の作り方も説明している。
 

 協会の斎藤俊夫事務局長は「きちんと準備すれば、ペットと避難できる。もしもの時に備えて欲しい」と話している。

 

 問い合わせは同県動物保護協会(054・251・6036)。

朝日新聞
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