「これが正解なの?」坂上パパ、猫の捕獲活動に悩む瞬間も 猫の可愛さに救われる
こんちわ、坂上です!
早速ですが、PNM活動を開始しています。
「さかがみ家」ではPNM
一般的にはTNR(T⇒トラップ、N⇒手術、R⇒リリース)と言われておりますが、動物保護ハウス「さかがみ家」ではPNMと称しまして……。
P(プロテクト⇒保護)N(ニューター⇒手術)M(マネジメント⇒状態をみて出産もあれば、基本は新しい家族探し)と、リリースありきではない活動をさせて頂いているのですが、現在9匹のニャンコちゃんたちを捕獲することができました。
今回はこの春に行ったPNMで、人なれが難しいと判断した3割程度の子たちを手術後にリリースしたのですが、その後も地域猫として餌やりを続けており、しかし餌場があると周辺の未手術の猫たちがポツポツと現れて来るのです。
で、タイミングを見計らって改めての捕獲活動となったわけですが、結局一度手をつけると半永久的に継続することになるんです。
見方を変えれば、それだけ猫の繁殖率は高いということになるのですが……。
一方で、人なれが難しいとされた猫たちの中にも、根気よく餌やりを続けて行く中で信頼関係が生まれ、「これなら家族探しができるのではないか?」とおもえる子も出てきまして、改めて捕獲対象とさせて頂いている子もいるのです。
コレっていいの?
ただ毎回感じることは、「果たしてこれが正解なのか?」という思いなんです。
捕獲活動に参加された方ならばご理解頂けるとおもうのですが、野良猫として着の身着のままに暮らしている猫ちゃんたちを、我々人間が勝手に捕獲し、手術をし、リリースをしてって、コレっていいの? といったおもいに悩まされる瞬間があるんですよね。
以前も小欄でつづらせて頂きましたが、わたしは野良生活も悪いものではないのでは? 人間に管理されることが幸せとは限らないのでは? とおもっている派なので……。
とはいえそれこそ繁殖率が高い猫を放置すれば無限に増えていってしまうわけで、そうなってしまうと必然的にロードキルだったり虐待を受けたりと、つらいおもいをする猫が増えるのも事実であり、人間との共生といった観点からも他に打つ手がないから捕獲作業を続けている保護活動家&ボランティアさんも多いのではないでしょうか。
なのでなんだかわからないのですが、捕獲活動をしていると無意識に謝ってばかりいるんですよね。
「ごめんね、ごめんね」って……。
怖い思いをさせて、ごめんね。でも、もう寒いおもいしなくていいから。ご飯も探す必要ないから。だから、ごめんねって……。
なんだかな~でしょ。なんだかな~なんです。
でもね、どの子もみんな可愛いんですよ。まさに十猫十色で、それぞれ可愛さの種類が異なるんです。
それが唯一の救いですかね。なにか救いになるものがないと、もしかしたら続けるのは難しいかもしれないです。
ただ、はじめたからには……ですから。
今日も捕獲活動、行ってきます!
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