漁港に置かれた段ボール、中には5匹の赤ちゃん猫 坂上パパが捨てた人に伝えたいこと
こんちわ、坂上です!
実は、先日子猫を保護させて頂きまして……。
わたしの自宅近くの漁港で段ボールに入れられ、捨てられていた5兄弟。
見たところ、週齢2~3週の乳飲み子でした。
段ボールで捨てられた5兄弟
いつもおもうことですが、なぜこんなことができるのか?
自力で生きて行くことは困難な子たちを、「誰か拾ってくれたらラッキー!」と、「ウチでは育てられないので、ごめんね」と、「でも、大切にしてくれる方と出会えることを願っているからね」と、罪悪感と言い訳のはざまで揺れ動きながら、言い訳を優先してしまった結果がコレなのかなとしかおもえないのです。
「捨てる」という行為に至るまでが、あまりに安直で無責任過ぎないか?
飼っていた猫ちゃんが妊娠し、赤ちゃんを5匹も産んでしまった。
さすがに5匹は手に余る。経済的にも難しい。
ならば、まずは自力で新しい家族を探してください。
一生懸命探してみたけど見つからなかった。
その「一生懸命」があった上での、次の一手です。
ただ、ありがちなのは「どうすればいいかわからなかった」という言い訳。
いやいや、今時ならネットで調べればすぐに出てきます。
それすら思い浮かびませんか?
知ってさえいれば
では、わたしは調べましたと。それで動物愛護センターや動物保護団体の存在を知り、連絡しましたと。にもかかわらず受け付けてくれなかったのはどうしてなんでしょうか?
この事情も調べればすぐにわかることですが、お願いしたら「はい、いいですよ」とならない場合もあるんです。
なぜならば、それだけどこの施設やシェルターも飽和状態にあるから。受け入れた場合は当然お金もかかります。ですが、金銭的に余裕がある動物保護団体などひとつもありません。
それでも団体同士が連携を取って、小さな命を救おうとやりくりし合って、なんとか成立しているんです。
厳しい言い方になりますが、わたしは「無知の罪」というものがあるとおもっています。
「知らない」は人間の言い訳でしかありません。知ろうとしてください。
飼い猫が赤ちゃんを産み、抱えきれない場合は知る努力をすることが、最低限の責任です。
もっと言うならば、道端で子猫が捨てられていました。拾った時点で責任は生じているんです。
「可哀想!」とおもい手に取ったなら、知ろうとしてください。
知ってさえいれば、やりようは見つけられますので……。
わたしが保護させて頂いた5兄弟さんは、縦長の段ボールの中に入れられていました。
ですが、その縦長の段ボールは横に倒した形で置かれていました。
運よく5兄弟は外に出ることなく、ひと塊になって震えておりましたが、外に出ていた場合はカラスに狙われていた可能性もあるんです。
我が家に来て2週間ほどが経ちますが、もろもろの検査を経てOKとなったら、さかがみ家へお引っ越しをし、新しい家族を探させて頂きます。
それまでは責任を持って、大事に大事にお世話をさせて頂きます。
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