猫の1日、どう変わった? 飼い主がフルタイム出勤の過去と完全在宅ワークの今
猫らと暮らして10年以上が経ち、猫の生活はほぼ同じだけれど、飼い主の暮らしには様々な変化がありました。
我が家における猫から見た人間たちの大きな変化といえば、子どもが産まれて家族が増えたこと、飼い主たちの在宅時間が増えたことの二つではないかと思っています。
そこで今回、猫たちは飼い主の在宅が増えたことにより、どんな変化があったのか、振り返ってみました。これから猫を迎える方にとって、少しでも参考になれば良いのですが……ならないかな……。
猫の1日、どう変わった?
猫と暮らし始めたのは2011年の秋。当時は世間的にも在宅勤務は一般的ではなかったし、夫はもちろん私もフルタイムで出勤していて、猫らだけで過ごす時間が今に比べて多くありました。
それから5年ほど経った頃、私は自宅で仕事をすることが多くなりつつある中、2018年に子どもが産まれて完全在宅に。さらにコロナ禍に突入して会社員の夫まで自宅で仕事するようになり、家に猫しかいない時間がほとんどなくなっていったのでした。
飼い主が家にいるようになり、猫らの暮らしはどう変わったか。1日の過ごし方について、留守が多かった頃と現在を比較してみました。
【朝】
過去も現在も同じ:鳴いて飼い主を起こすサビ猫「あんず」。「モモ」も起きてきて、2匹で食事やトイレ。朝食をとる飼い主のそばにいる猫ら。
【出勤タイム】
以前:猫らが寝床を探している間に飼い主は出勤。猫だけの時間に。
現在:2匹とも寝床を探して回り、あんずはだいたいすぐに決まる。モモは晴れた日は窓際に即決だけれど、曇りや雨の日はなかなか決まらず、いろいろな場所を試したのち、飼い主のそばでたたずんだり(膝には来ない)、あんずのそばで寝たりする。
【昼】
以前:猫だけの時間なので謎。
現在:ほぼ熟睡。たまにあんずが起きてきて、私か夫の膝に乗ってきてまた寝る。
【14~16時ごろ】
以前:猫だけの時間なので謎。
現在:あんずは起きてきてオヤツの催促。モモは寝ていたり、室内パトロールをしたり。オヤツを食べてハイになったあんずが、キャットタワーを駆け上がるなどの運動をしたのち、くつろぎタイム。そのうちに2匹とも夕寝に突入。
【18~20時ごろ】
以前:私が帰宅。ほぼ100%あんずが玄関で出迎えてくれ、たくさん鳴いて大喜び。すぐにオヤツと夕飯を食べさせ、遊びタイム。あんずはずっと鳴きながら私の後をついてきて、私が食事を取るときも膝の上にいる。モモは膝には来ないものの、そばにたたずんでいる。
現在:子どもの世話で忙しい時間帯なので、猫らはまだ寝ていたり、くつろいでいたり。あんずがオヤツを欲しがる場合は、何かあげることも。あんずが甘えてきたときは、片手間にコロコロ(床掃除用の粘着テープ)で毛づくろいしてやると喜ぶ。
【21時過ぎ】
以前:猫と遊んだり、同じ場所でゆっくり過ごしたり。夫が帰宅した場合は、猫らは夫とたくさん遊ぶ。
現在:私と夫のどちらかは子どもと就寝。私が猫と過ごす場合は猫とまったりしたのち、2匹で固まって本格的に寝る。夫が猫と過ごす場合は、遊んだのち2匹で寝る。
濃密に過ごしていたのが今やサッパリに変化
こんな風に1日の流れを振り返ったのは初めてでしたが、こうして改めてみると、以前は猫と一緒の時間がとても濃密だったのに比べて、今では一緒にいるのが当たり前になっているせいか、「おかえりー!」とか「あそぼー!」のような、感情が爆発する瞬間が一切なくなっていて、サッパリしています。少し寂しい気もしますね……。
以前は、私が会社から帰宅するとあんずは必ず玄関にいて、「にゃー!」とお出迎えしてくれ、その存在に癒やされたものでした。
今は出かけたとしてもそう長時間でもないし、たまに遠出したところで、「おかえりー!待ってたよー!」とはなりません。
とはいえ、猫らの年齢のせいもあるかもしれませんが、お互い「いるなぁ」程度で、良い意味で空気のような存在になっているように思います。
(次回は3月16日公開予定です)
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