冬こそ、猫と飼い主が一緒に過ごせる居場所を こたつ以外では…?
寒さも一段と厳しくなり、寒がりの猫たちにとってはツライ季節。
猫のためにエアコンの暖房はつけているので、ある程度のあたたかさは常に保たれている我が家ですが、猫らは“冬の居場所”を求めている様子です。
冬はこたつ!だったけれど…
かつて、猫らの冬の居場所といえば、「こたつの中」一択でした。しかし、2つの理由でこたつ布団を出すのをやめてしまったんです。
ひとつは、サビ猫の「あんず」が2年連続でこたつ布団に“粗相”をしたこと。こたつを出した年の冬の終わり頃、布団を長時間ふみふみしたのち、いつの間にかおしっこをしていたあんず……。自宅で洗ってもわずかなニオイが残ってまた同じ場所に粗相をすると聞き、ペット専門のクリーニング屋さんで布団を丸洗い&除菌してもらって、布団はきれいになりました。
しかし、次の冬はこたつを出してほんの数日でまたふみふみ&粗相……。再びクリーニングに出すはめになりましたとも。あんずは、こたつ布団以外で粗相をしたことは一度もないので、こたつ布団の何がそうさせるのか、いまだに分かっていません。
そんな粗相事件があったことと、子どもが産まれたことが重なったため、こたつ布団を出さなくなったんです。
子どもが産まれたらこたつ布団を出さない理由は何か?というと、こたつのテーブルは食卓でもあるため、布団があると子どもの食べ散らかしを掃除するのが面倒すぎて無理なのです……。猛烈な“食べ散らかし期”は過ぎた娘ではありますが、まだまだパンや麺類などは特に元気に散らかすので、布団を出す気になれません。ごめんよ猫……。
ペット用ホットカーペットを買うべきか…
それなら、こたつに似た猫の居場所をと思い、猫用のドーム型ベッドを購入してみたものの、1年経っても気に入ってくれないという始末。もう捨てようかな……。
また、あたたかい空気は上にたまるわけだし、キャットタワーの最上段があたたかそうなのに、タワー好きのあんずも、なぜか冬はタワーにあまり登りません。むしろ、床にいるほうが快適なはずの夏に最上段にいるのだから不思議です。
とはいえ、猫ベッドは家の中で一番日の当たるところにあって毛布も敷いているし、2匹は常にくっついて眠っているので、さほど寒くはなさそうではあるんです。
そして最近、猫と暮らす知人から「ペット用のホットカーペットを導入したら、そこから猫が動かなくなった」と聞きました。そんなに素晴らしいものがあったなんて。
猫らも高齢になってきたし、ペット用ホットカーペットを買うべきかも……と心が動いたとき、こたつがないと人間も寒い!ということに気づきました。
人間用のホットカーペットを買うと…
そこで、まずは人間用にこたつテーブルの下に敷くホットカーペットを購入してみました。別の場所にホットカーペットはあったのですが、食卓であり私の仕事場でもあるこたつテーブルの下にも新たにホットカーペットを導入すると、人間の寒さが解消したうえ、こたつ布団があった頃のように、猫らが集まって来るようになったのです。
こたつ布団を撤去してから、冬場はクッションの上や猫ベッドで猫だけで固まっていることが多かったのですが、ホットカーペットを導入してしばらく経つと、「人間がこたつに座っているときは、床があたたかくなる」ということに気づいたようで、1匹でもこたつの下に来るようになりました。
特に寒がりの「モモ」は、ホットカーペットが大のお気に入りで、かつ飼い主のそばにいることを好むので、とても居心地がよさそう。
あんずも、モモが気づいてしばらくしてから“おっ、ここあたたかいんだね!”といった風に、体全体をカーペットにぴたっと密着させ、眠ることが多いです。
冬こそ、猫と人が集まれる場所を
猫とこたつは好相性ですが、あたたかさはもちろん、そこに家の人たちが集まるから猫が安心できるという側面もあったのだということに、改めて気づきました。
ペット用ホットカーペットを買う前に、人間用のホットカーペットを買ってみてよかった。結果的に一石二鳥だったわけですが、ペット用ホットカーペットがあったらあったで、両方で暖を取れることになるので、次の冬には導入してみても良いかなと思っています。
2023年も「猫アレルギーですけど」をよろしくお願いいたします!
(次回は2月16日公開予定です)
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