猫が“ビビった”トップ3 娘にせがまれ買った風船にまで、予想以上の仰天っぷり

 猫とは、基本的にビビりな生き物。それは自身を守るためにも大切なことではありますが、安全安心な家の中だけで生きていても、「ビビる場面」に遭遇してしまうもの。

 せめて、猫様たちが快適に過ごしていただくために、なるべくビビる場面を排除したいと思っているのですが……。なかなか難しいところもあるんです。

猫がビビったベスト3

 我が家のキジトラ猫・モモは、何にでもビビる猫です。チャイム音には10年経っても慣れないし、飼い主しかいない空間ですら、どことなく体を固くして移動していたり、飼い主の膝で甘えているときでさえ、微妙に緊張している気もします。

 一方、サビ猫のあんずは、基本的にさほどビビらない猫です。

サビ猫「あんず」
オヤツを要求するあんず

 チャイム音くらいでは動じないし、来客があれば初対面でも自ら寄っていって足元にスリスリしたり、家電の修理などで作業員さんが立ち入っていると「なんだなんだ」と、見に行くのが定番です(猫好きな方が来られると、喜んでくださいます)。雷や大雨の音、サイレンの音などにもほぼ反応しません。

 しかし、そんなあんずにも「怖いもの」はいくつかあるんです。モモが怖がるものは「知らない人間」「物音」ですが、あんずの場合は「モノ」。

 今まで、あんずが怖がったものベスト3位はこちらです。

 1位 お掃除ロボット
 2位 電動バウンサー
 3位 ギターケース

 これら、モモはそこまで怖がらないのが不思議なんですよね。

ビビりなのに風船はあまり気にしないモモ

 3位のギターケースの場合は、部屋のすみに置いてあるだけでは怖がりませんし、夫がギターケースをパカッと開けてギターを取り出せば、興味を持って寄ってきます。しかし、真っ黒い色のギターケースを夫が持って、玄関に移動すると途端に怖がるのです。動かないことが大事なのかもしれません。

 2位の電動バウンサーとは、卵型の形状で赤ちゃん用の座椅子のようなもの。ママに抱かれているような適度な揺れ方で動くため「赤ちゃんがご機嫌orぐっすり」という代物。

 赤ちゃんの居心地がいいように設計されているので、猫たちのベッド代わりになってもおかしくないのでは?と思っていましたが、猫らが乗ることはありませんでした。おそらく動作音や、オルゴール音にビビっていたのではないかと思われます。

 1位のお掃除ロボットについては、ビビりすぎて飼い主がけがをする、という事態になりました。なので、長年ロボットには暇を出しています。

フワフワ浮かぶ風船に仰天

 そして先日、ベスト3に食い込むようなビビりグッズを思いがけず家に持ち込んでしまいました……。

 それは、子どもの巨大風船。

 しかも、犬のキャラクターがプリントされていて、体高は80センチほどもあり、それがふわりと浮かんでいるのですから、人間からしても結構な圧迫感があるので、猫にしてみたら怖いですよね……。

 2歳の娘に猛烈にせがまれて買ったわけですが(1500円もしました)、屋外で購入したときはその巨大さに気が付かず、猫がビビることも想定できていませんでした。

サビ猫「あんず」
風船を凝視するあんず

 帰宅時、暑さでへとへとになった私と夫は脱力していましたが、まだまだ元気な娘は、早速風船で遊んでいました。

 そこへ、昼寝から目覚めたあんずが登場。「帰ってきたの~? オヤツオヤツ!」と騒ごうとしたところで、風船が目に入ります。

「ぎょっとする」とはまさにこのこと。その様子が手に取るように分かりました。

 あんずは、目を丸くして体を固くし、風船から目を離しません。しっぽは次第にしょんぼりしてゆき、ゆっくりと少し離れたところから改めて風船を見つめていました。

「風船から目を離したら、やられる!」とでも思っているのか、風船を見つめたまま移動するあんず。

 ああ、猫に悪いことをした……怖がらないわけないよね……。猫への配慮が足りなかったと反省しました。

 なのでせめて、娘が遊ばない時は部屋のすみに追いやり、夜中は寝室に風船を連れていき、夜中は怖がることがないように過ごしてもらうことにしました。

サビ猫「あんず」
風船にビビって少し元気のないあんず

 娘が保育園から帰ってくると、風船がリビングに登場するわけですが、するとあんずは風船を凝視したまま室内を移動していました。しかし、風船が来て3日目には、あまり気にしなくなりました。

 なので、ビビりランキング上位3位は不動のままです。

「飼い主が猫を脅かすようなものを持ち込むわけがない」と信じてもらっているのでしょうが、そこは猫の本能なので仕方ないこと。猫が穏やかに暮らせるためにも、飼い主が気を付けたいものです。

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安田有希子
2015年からsippoにて「猫アレルギーですけど」の連載開始。2匹の元保護猫と暮らして4年目に猫アレルギーが発覚するも、平和に暮らす。猫の好きなパーツは、小さく並んだ門歯。幼少の頃「うちのタマ知りませんか?」のすごろくに大ハマりした年代。栃木県出身。

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この特集について
猫アレルギーですけど
普通の家で飼われている猫「あんず」と「モモ」。飼い主の主婦が、2匹との生活や発見をユニークな視点で切り取る人気連載です。
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