犬や猫もし迎えるなら 「保護団体や自治体からの譲渡」で【アンケート結果】
「ペットとの暮らし」をテーマに行った第2回sippoアンケート企画では、564人の読者のみなさんにご協力いただきました。この記事では、その結果を紹介していきます。
どうやって出会った?
「いま飼っている犬や猫とは、どうやって出会いましたか?」という質問でもっとも多かった回答は、犬の飼い主さんが「保護団体・地方自治体からの譲渡」(34%)、猫の飼い主さんは「自分で保護した」(46.6%)でした。
もし犬や猫を迎えるなら?
「もし次に犬や猫を迎えるとしたら、どこから迎えたいですか?」という質問では、犬の
飼い主さん、猫の飼い主さん、犬と猫の飼い主さん、ともに「保護団体・地方自治体からの譲渡」と答えた人がもっとも
多くなりました。次にもし出会うなら、保護犬や保護猫を、と考えている方が多いようです。
自分自身によい変化はあった?
続いては、「犬や猫を飼ったことで、自分自身に生じた良い変化はありますか?」(複数回答)という質問です。こちらの回答は、犬の飼い主さん、猫の飼い主さん、犬と猫の飼い主さんともに、もっとも多かったのが「やすらぎや癒やしを感じる」、次が「楽しいと感じることが増えた」でした。犬や猫との暮らしに、精神的な満足感を感じている方が多いようです。
大変だなと思うことは?
「犬や猫を飼ったことで、困ったことや大変だなと思うことはありますか?」(複数回答)という質問は、回答が多かった項目が共通していました。犬の飼い主さん、犬と猫の飼い主さんは「家を留守にしているとペットがどうしているか心配になる」がもっとも多く、次いで「自分に万が一何かあったときペットがどうなるか不安」でした。
猫の飼い主さんは「自分に万が一何かあったときペットがどうなるか不安」が60.6%ともっとも多く、次いで「ペットが病気にならないか不安」(59.9%)でした。
経済的な負担や日々のお世話の大変さよりも、犬や猫に健康で不安なく暮らしてほしいという思いを持った方が多いようです。
犬や猫との暮らし、今の気持ちは
「犬や猫を飼ったことについて、今のお気持ちに近いものを選んでください」という質問には、犬の飼い主さん、猫の飼い主さん、犬と猫の飼い主さん、ともに「飼ったことで大変なこともあるけれど、喜びや楽しみの方が上回る」と答えた人がもっとも多くなりました。犬や猫と暮らすということは、責任や負担も生じるもの。それでも、より大きな喜びや楽しみを感じている方が多いようですね。
犬や猫との暮らしを考えている人へ伝えたいこと
「これから犬や猫を飼いたいと思っている人に、伝えたいことはありますか」(自由回答)という質問には、さまざまな思いが寄せられました。
責任がともなう、という声が多くありました。
- ペットにばかり癒やしを求めず、ペットの癒やしに自分がなれるよう勉強してから飼って欲しい。(犬の飼い主・seicoさん)
- 自分の健康に今まで以上に気をつけましょう。(犬の飼い主・tyatya母さん)
- 犬も猫も長生きになりました。今後飼い主も同じように年を重ねていくなかで最後までお世話する覚悟が必要です。(犬の飼い主・パールさん)
- 長い付き合いになるし、ペット中心のスケジュールや生活の覚悟をしてあげないとね。(犬の飼い主・ルークママさん)
- なにがあろうと最後の瞬間まで家族だと言うことを、忘れないでください。(猫の飼い主・こっこかわいいさん)
- やはり金銭面ですね。医療費は、必須です。健康面に留意しても、高齢になれば病気もします。(猫の飼い主・カタコさん)
- 犬や猫は毎日の生活を豊かにしてくれますが、毎日の世話や病気など楽しいことばかりではありません。一時の衝動で迎えるのはお互いの不幸になるので、よく考えてから決断してください。(猫の飼い主・ね子さん)
- 飼う前に20年先の家族の状態を予想すること。我が家では26年以上生きたのもいる。何があろうと、最期まで面倒を見る覚悟があるか?守りきれる覚悟があるか?(犬と猫の飼い主・みんなが幸せにさん)
- 楽しい裏には、大変なこともたくさんあります。犬は毎日のお散歩、犬も猫もオシッコもウンチもするのでトイレのお世話、そして長時間留守にしたり旅行に行ったりということができません。それが10年以上、20年近く続きます。そういった面もよく考えてから、お迎えを検討してくださいね(犬と猫の飼い主・ちょこさん)
迎えるならば、保護犬、保護猫という選択肢を、という声も多くありました。
- どうか保護犬猫に目をむけてください。たくさんの子達がずっとのお家を待っています。(犬の飼い主・チーコさん)
- 是非、保護犬や保護猫を検討してください。ほんの少しの勇気で救える命があります。(猫の飼い主・マリさん)
犬や猫と暮らす素晴らしさを伝えてくれた方たちも、たくさんいらっしゃいました。
- ペットと意思疎通や信頼関係が醸成されていく過程は、何ものにもかえがたい素晴らしい体験となります(犬の飼い主・りんパパ)
- 何よりもいとおしく、可愛く、思い出すだけで幸福になります。(犬の飼い主・ナラのハナさん)
- 生き物ですので、人の幼い子と同じで思い通りにはなかなかいきませんが、一人ひとりをちゃんと見極めてくれますし、黙って側によりそってくれる、それだけで幸せを感じます。(犬の飼い主・ミルキーさん)
- ペットを飼うと、人生が変わること間違いなし。生き物すべてに対するまなざしまで変わる。唯一無二のパートナー。(猫の飼い主・ほむさん)
- 動物たちは本当に優しい。よく人を見ている。いろんなことを教えてくれます。(猫の飼い主・ねぼさん)
- 動物と一緒にいることで、楽しみ、喜びはもちろんですが、救われることもたくさんありました。今は、家族の一員です。(猫の飼い主・あおさん)
- 懸命に生きること、精一杯甘えることを教えてくれる。(犬と猫の飼い主・ちびめがねさん)
- 頑張りすぎず自然体で、「飼う」のではなく共に楽しく暮らしてほしい。(犬と猫の飼い主・りかこさん)
アンケートにご協力くださった読者のみなさん、ありがとうございました!
【第2回sippoアンケート概要】
回答期間 9月4日~9月10日
回答数 564人(犬の飼い主さん191人、猫の飼い主さん307人、犬と猫の飼い主さん53人、飼っていない8人、その他5人)
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