香箱座り、肉球、オヤツをなめる舌……猫の裏側はこうなっていた! 猫の裏側の愛で方

 猫フェチの、猫への飽くなき探究心を語る猫フェチ道、第3回目は、ちょっと変態的(?)な「ネコの裏側」の愛で方です。

(末尾に写真特集があります)

 普段は目にすることのできない、猫を裏側から見てみたい!と思う方、猫好きさんのなかには多いのではないでしょうか?

 寝そべって潰れたお腹はどうなっているの???

 おやつを食べているのを下から見ると???

 私は真相を究明するため、郡山「保護猫カフェlove.lab」協力のもと、裏側見放題装置の制作を始めました。

 透明ボードを木枠で挟んだ手作りの裏側装置を猫部屋へ設置すると……好奇心旺盛な猫達が我も我もと飛び乗ってくるではないですか!

 下に寝転んでカメラを構えていると、猫が今にも降って落ちてきそうな、不思議な感覚に襲われます。これはクセになりそう……。

 私も猫の裏側を撮影したい!という方は、透明のキャットウォークがある猫カフェが裏側撮影に絶好のロケーションです。

 おうちで猫の裏側を心ゆくまで堪能するなら、猫ちゃんにガラステーブルの上に乗ってもらい、下から攻めるのがおすすめ。

“フェチ”ポイント① 空中浮遊感を楽しむ

猫の裏側
もうほとんど妖怪のよう

 猫フェチカメラマンとして、猫の全方向を見尽くしていると思っていたけれど、これは見たことのない角度でした。

 超常現象!? まるで、猫が空中に浮いているかのよう。

 予想外にも猫達は透明ボードに乗ることを怖がらずに自然体でいてくれるので、その様子が一層、“空中浮遊感”をかもし出しています。

 下から見る猫の意外な表情を楽しみながら、もしも猫が空を飛べたら……と、妄想が止まりません。 

“フェチ”ポイント② パーツを下から観察する

猫の肉球
肉球フェチにはたまらない絶景

 透明ボードにペタンと密着する折りたたまれた脚、たぷたぷのお腹、ピンク色の肉球、ザラザラした舌……などなど、各パーツに注目して、透明ボードの下から裏側を観察します。

「香箱座りはこうなっていたんだ!」「三毛猫の肉球がこんな柄だったとは!」と新しい発見があるはず。

 撮影する際は、好きな萌えパーツをズームアップして、その魅力にとことん迫りましょう。

“フェチ”ポイント③ 猫を下から覗き見する背徳感

たくさんの猫の裏側
油断している猫たちを裏側からみるこの背徳感……

 猫に見下されながらも、裏側をさらされているとは知らない猫達に、背徳感を抱きながらの観察。

 上から強気な視線を投げかけてくる猫の裏側……。

 はたまた、汚れを知らない純粋無垢な子猫の裏側……。

 オヤツにつられてやってきた雄猫の、にゃんたま……。

 猫フェチもここまでくると、ほとんどビョーキ!? でも、ネコの裏側は予想以上に興奮するものなのです。

【写真出典】
「ネコの裏側」(辰巳出版)
芳澤ルミ子
カメラマン。独学で写真を学び「猫びより」「ネコまる」等、猫撮影を中心に活躍。著書に「にゃんたま」(自由国民社)、「ネコの裏側」(辰巳出版)等。マニアックな作風から“猫フェチカメラマン”という新たなジャンルを開拓しつつある。

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この連載について
猫フェチ道をゆく
後頭部、お腹、ふぐふぐ(口元)…猫は細かいパーツも全部かわいい。そのひとつひとつを愛でる方法を、猫フェチカメラマン・芳澤ルミ子さんが解説します。
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