ながめる角度を変え、匂いを楽しみ…猫の後頭部のフェチな愛で方
猫をほめてほめて、ほめちぎる…これが猫好きさんの日常。
猫を見れば「かわいい! 今日もかわいいね。どうしてそんなにかわいいの?」と連呼するので、そのうち猫は、自分の名前が「かわいい」と勘違いしちゃうかもしれません。
ごはんの時は「よく食べてえらいね!」、机の上に飛び乗れば「すごい! 今の、かっこいいジャンプだったよ!」猫の得意そうな顔を見て、幸せな気分になります。
猫フェチカメラマンである私は撮影時、猫の魅力をほめ称えながらシャッターを切り、細部にも注目していきます。ふぐふぐ、しっぽ、肉球、後頭部……などなど。
この連載では、そのひとつひとつの魅力を写真とともに堪能し、猫フェチ道を究めていきたいと思います。
第1回目は「猫の後頭部」の愛で方です。
“フェチ”ポイント①自分だけのベスト後頭部アングルを見つけて
後頭部を見上げるように、または上から、斜めから……さまざまなフォーメーションで注意深く観察してみると、全角度が完璧な造形美だということを再確認するでしょう。
うなじへと続く毛並み、裏から見る耳、額へのライン。考える健気さや哀愁をも感じられるでしょう。
そして後頭部を愛でる究極の醍醐味は、たっぷり時間をかけて自分だけの萌え角度を見つけること。
“フェチ”ポイント②後頭部を愛すなら、匂いまで
「猫の後頭部、たまらないよね」という「後頭部フェチ」さんは、必ずと言っていいほど匂いを嗅ぎます。猫は肉球と鼻先にしか汗をかかないから体は無臭なはずですが、甘いミルクのような香りがすると言う人もいます。
私は猫の後頭部に顔を近づけると、お日様の匂いがしました。
それは称賛に値する、幸せになる匂い。ずっと嗅いでいたくなる匂いです。
“フェチ”ポイント③髪型を味わう
「うちにロックな猫がいるよ」と聞いてお邪魔してみると……。
なんと、天然のモヒカン模様。「こっちにカメラを向けるなシャーシャー!」とロック魂の持ち主だったのです。
長毛種のライオンのような「たてがみ」には誇りを、黒猫には「禅」を感じます。
キジトラの後頭部に入る美しいライン、三毛猫の不規則なブチ模様…。
個々の猫の後頭部に表れるアイデンティティを味わいます。
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