飽きっぽい愛猫におもちゃを新調 3日で飽きたら、別の方法で
猫のおもちゃ問題。我が家では、キジトラ猫モモの皮膚病に次いで、常に考えていかなければならない課題のひとつです。
なぜなら、サビ猫のあんずは、同じおもちゃでは満足せず、ものすごく飽きっぽいからです。
あんずは、ここ何年もカリカリのフードに関しては同じ味しか受け付けず、食事では“飽きる”とは無縁。なのに、おもちゃへのこだわりたるや、並大抵ではありません。
どんなおもちゃも数日で
猫のおもちゃといえば、猫じゃらしで充分だと思っていましたが、あんずからは「バカにするな」とでも言われてしまいそうです。
おろしたての日は、大興奮のおもちゃでも、数日経てば、おもちゃを冷静に見つめたまま動きません。「またこれなの?」と態度で示しているようです。
飽きたおもちゃでは、どんな動かし方をしても盛り上がってくれず、あんずは「これで遊んだと言えるのか!」とでも言っているかのように、飼い主を責める鳴き方をします。なので、あんず姫がしっかり楽しめるおもちゃをご用意しておく必要があります。
遊びは飼い主とのコミュニケーションでもあるので、楽しめればそれで良い…はずなのですが、あんずは道具にもこだわりを持っているようなのです。
新しいおもちゃを探す日々
完全室内飼いの猫にとって、遊びが数少ない刺激の一つなので、より楽しめる環境をサポートしてあげたいところです。
家にあるたくさんのおもちゃを順番に変えてみるのですが、どうにも盛り上がらない日が続いた場合は、おもちゃを新調することになります。
ということで、割と頻繁におもちゃを買ってしまうので、我が家には中古のおもちゃがどっさりあります。
全く反応がなかったもの、2~3回で飽きて2度と遊んでくれなかったもの、何度か遊んでボロくなったけど、まだ使えそうなもの(これが一番多い)、遊びまくってボロボロだけど、好きだったから捨てられないもの……などなど。
1軍、2軍、3軍と何となく分けてはいるけれど、結局遊ぶのは1軍の2~3個で、それに飽きたら買ってしまいます。
ペットショップや猫グッズの店があると、必ずおもちゃ売り場をじっくり見ますが、もう8年もそうしているので、真新しいおもちゃを発見することもなくなってしまいました。
猫じゃらし型、ひも型、虫や鳥などの獲物がついているものなど、ほとんどの形態のおもちゃが家にある状態です。
ただのヒモにも大興奮
最近新しく買ったのは、クモのような、トンボのような、バッタのような……何やら昆虫っぽいおもちゃ。我が家の猫らは、鳥やネズミより、虫がついているものが好きなのです。
その夜、その新しいそのおもちゃを見せた途端、あんずは大興奮。家にある別のおもちゃとは明らかに違った反応で、“ウヒョ~~!”とでも言いそうなくらいピョンピョン飛び跳ね、ドタバタと追いかけ回していました。
しかし……その幸福な日々は3日ほど。他のおもちゃと同じく飽きてしまいました。
クモみたいな獲物は、まだきれいなままです。
そこで、夫は先っちょについていたクモを取り外し、ヒモだけで遊ばせてみました。
すると、新し物好きのあんずの好奇心が刺激され、また“ウッヒョーー”が復活。ピョンピョン飛び跳ね、大盛り上がりを見せて、ゼーゼーと息が上がるまで追い回していました。
写真の通り、一見ただのヒモなのですが、このおもちゃで1週間くらい盛り上がりました。
遊ぶときと遊ばないときがあるモモも、このおもちゃには食い付きがよく、2匹交代で楽しんでいました。
単なるヒモでこんなに盛り上がるなら、いちいちおもちゃを新調する必要はないのでは……。
と、一年に何度かは思うのですが、ついつい“猫らが大喜びする新たなおもちゃ”を求めて、買ってしまうのです。
しかし、「猫のおもちゃ市場」も限りがあるし、愛猫の好みに合わせて、飼い主が工夫して手作りすれば、無限に広がるのかもしれませんね。
(ヤスダユキ)
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