改正動物愛護法は大きな一歩 声を届けることはできると伝えたい

 モデルとして活躍する松島花さんは、犬や猫を助ける活動にも取り組んできました。連載9回目は、先月成立した改正動物愛護法についてです。

(末尾に写真特集があります) 

 低気圧に弱い私は、毎年、梅雨の時期が苦手です。偏頭痛に悩まされる毎日…。外を見るのが大好きなごろりんも毎日雨で退屈そう。

ごろりんの大あくび
ごろりんの大あくび

 9回目は、6月19日に行われた、杉本彩さんが代表理事を務めていらっしゃる“公益財団法人動物環境・福祉協会Eva”による「動物愛護法改正のふりかえりと今後の課題」をテーマとしたシンポジウムに参加させて頂いた時のお話をしたいと思います。

ついにお会いできた杉本彩さんとの2ショット
ついにお会いできた杉本彩さんとの2ショット

締め切りギリギリまで署名集めに協力

 今回のシンポジウムのテーマだった「動愛法改正」については、私のInstagramでも繰り返し署名を募りました。私自身も撮影のたびに署名用紙を持って行き、現場のスタッフなどにも声をかけ署名をお願いしました。

 驚いたことにスタッフの中にも保護犬や保護猫を飼っている方が結構いらっしゃって、皆さん快く署名してくださいました。私も締め切り日ギリギリまで集めたものをEva事務局へ送らせていただきました。

 皆さんが呼びかけた結果、この度の署名は約25万筆集まったそうです。私も署名活動に参加してみて、この動物愛護法改正がどうなるのか?とても注意深く見ていました。

 果たして、少しでも改正されるのか?

 その場合どのような部分がどう変わるのか?

 それとも今国会では見送られるのか?

 その場合また5年間現行法のまま…という不本意な結果になるのだろうか?と様々な思いがありました。

ついに改正動物愛護法が成立

 そして、ついに動物愛護法改正案が国会へ提出され、動物殺傷罪は、5年以下の懲役又は500万円以下の罰金に引き上げられ、6月12日動物愛護法改正の法案成立となりました。

 私は最初このニュースを聞いたときに、正直少しがっかりしました。

 残酷な動物虐待が頻繁に起こっている昨今、改正されても日本では、動物の“命”も“物”扱いのままです。いつまで器物損壊罪のままなのでしょう。

 改正されても「5年以下の懲役又は500万円以下の罰金」。でも、改正されないよりよかった、などの思いから自身のInstagramでは「小さな1歩かな」と書きました。

ゴメズの真っ直ぐな眼差し
ゴメズの真っ直ぐな眼差し

 署名活動に参加させていただいたこと、そして前から杉本さんの活動には尊敬の念を抱いていたことから、Evaの松井様よりご招待を受け、是非お話をお聞きしたいとの思いからシンポジウムに参加させて頂きました。

改正動物愛護法 大きな一歩だったと実感 

 当日は僭越ながら最前列に座らせていただき、皆さんのお話を伺うことができました。

 杉本彩さんやこの法案の成立に関わった議員の方々、環境省、各関係者の皆様のお話を聞いて、この法案を成立させること、中でも動物虐待罪を懲役2年以下から5年以下に引き上げることが、どんなに大変なことだったのかよくわかりました。

 杉本さん達が、これ以上は会えないというくらいの数の議員の方々の所へ足を運び、動物虐待がどんなに酷いことかを写真や動画などを見せて根気よく訴えていただき、またそれぞれの議員の方がご自分の所属する党に持ち帰り意見を統一させ、その気の遠くなるような作業の繰り返しでの5年です。

 日本において「小さな1歩ではなく、大きな1歩だったんだ!」と改めて思いました。

一番毛艶のいいフェスター
一番毛艶のいいフェスター

 生体販売における生後8週齢規制でも然りです。

 7週を8週にすることが、どれほど大変なことなのか、よくわかりました。

 日本犬が一部除外となり不満が残るものになりましたが、それは私なんかよりもその現場で頑張ってくださった方々の方が何倍も残念だったと思います。

 そして、私が気になっていた実験動物に関してはそのままだったりするので、まだまだ課題を残しての5年間です。

 でも、この法案を成立させるためには1人の反対者も出してはいけないのですから、調整も大変です。

 今できる最大限の改正だったと言うことが大変よくわかり、今回のシンポジウムに参加できて、本当に良かったと思いました。

動物のため 私たちが出来ること

 また、この次の改正に向けて1つでも2つでも動物たちのために、私たちが力を合わせていかなければいけないと思いました。

 人間の都合で、人間のエゴで、いつも被害にあう動物たち。でも、またその動物たちを救ってあげられるのも私たち人間です。 

 最後に杉本さんが、この改正法案を成立させる中で、皆さんと集めた署名の存在が最後の一押しになった!とお話してくださり、本当に署名で私たちの声を届けることが出来るんだ!私たちのやったことは無駄じゃないんだ!これから次の改正までにまた声を上げていこう!頑張ろうと思いました。

「署名なんかしても…」とか、

「署名なんかで変わるの?」と思っていらっしゃる方!

 署名で変わるんですよ!と声を大にして言いたいです!!

 動物たちのために、私たちが出来ることの1つに署名がありますよ、と皆さんにお伝えしたいです。

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松島花
1989年東京都生まれ。『Oggi』(小学館)、『BAILA』(集英社)、『25ans』(ハースト婦人画報社)、『CLASSY』(光文社)、『ミセス』(文化出版局)などのファッション誌でモデルを務めるほか、CMやドラマにも出演。動物の保護活動に強い関心を持ち、オフィシャルインスタグラムアカウント(@hana_matsushima_official)とは別に保護活動を行う個人・団体を応援するアカウント(@hana_matsushima_animal)を開設している。
この特集について
猫のいる幸せ
3匹の猫と暮らすモデルの松島花さんは、保護犬や保護猫を助ける活動にも取り組んでいます。猫の魅力はもちろん、向き合い方や別れもつづります。
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