子猫時代に同じボランティア宅で育った2匹 再び一緒に仲良く

美しい毛色のロイ王子
美しい毛色のロイ王子

 子猫時代、同じ預かりボランティアのもとで暮らしていた2匹の猫。縁あって、再び同じ家で暮らすことになった。再会した2匹はすぐに仲良くきょうだいのようになった。

(末尾に写真特集があります)

 2018年6月、大阪府内の住宅の間に、妊娠した母猫と兄弟猫が捨てられていたという。発見した住人は困ってしまったが、猫の保護活動をしている「瓜破(うりわり)猫の会」のチラシを見て、連絡した。

 瓜破猫の会は主催者の井田さんが、地域の回覧板などに猫の保護活動に関するチラシを時々入れている。保護活動へ理解を深めてもらい、近隣で猫をみつけた時の連絡先を知らせる意味もある。連絡を受けた井田さんは、早速仲間と駆けつけ、猫たちを保護したという。猫たちは預かりボランティアの坂本さんが一時預かることになった。

袋の中ってなんだか落ち着くの
袋の中ってなんだか落ち着くの

捨て猫だけど、気品あふれる猫「ロイ王子」

 神戸市に住む戸井さんは、猫が大好きで、猫と暮らすのが夢だった。一人暮らしを始めたのを機に、瓜破猫の会から「ルーチェ」と名付けた猫を譲渡してもらっていた。

「働きながら、まだ幼くて元気いっぱいで、かまって欲しくて仕方がないルーチェの遊び相手をするのは大変だったんです。それで多頭飼いを考えました」

 戸井さんが、初めてルーチェに会いに行った時、預かりボランティアの坂本さん宅で一緒に暮らしていた「ロイ王子」も気になっていた。「ロイ王子」と名付けられた若い猫は、その名前が示す通り、気品あふれるきれいな男の子だった。

「2匹でいたほうがルーチェも寂しくないだろうと思い、ロイ王子も迎えることにしました」

久しぶりの再会

 11月、ロイ王子が戸井さん宅にやってきた。

「来た当初は、とても緊張していて、抱っこもさせてくれませんでした。ご飯を食べる時も、私がそばから離れると、やっと食べに来るという感じで。でも、2週間くらい経つと、やっとソファでくつろいでいると、そばにやって来るようになりました」

 2匹は生後3、4カ月頃から生活を共にしていたので、再会して親しくなるのに時間はかからなかったという。戸井さんは2匹の猫との暮らしを満喫している。

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渡辺陽
大阪芸術大学文芸学科卒業。「難しいことを分かりやすく」伝える医療ライター。医学ジャーナリスト協会会員。朝日新聞社sippo、telling、文春オンライン、サライ.jp、神戸新聞デイリースポーツなどで執筆。FB:https://www.facebook.com/writer.youwatanabe

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