未来の車、ペットもより安全に 車内放置の警告システムお披露目
自動車にかかわる技術を展示する「人とくるまのテクノロジー展」が22日、横浜市で始まった。現実味を帯びる自動運転を意識し、安全を守る技術や車内の快適性を上げる技術、車を使った新サービスの提案などが目立った。
1992年に始まり、今回は過去最高の624社が出展した。24日まで。
車の後部座席を模したいすに、犬がちょこんと座る。技術展らしくない光景で報道陣の注目を集めたのは、仏ヴァレオ。披露したのは、車内に置き去りにされた幼児やペットを検知するシステムだ。
ミリ波レーダーと呼ばれるセンサーを車内の上部にとりつけて動きを検知し、スマートフォンに警告を流すこともできる。放置された幼児やペットが車内で熱中症になる事故を防ぐ狙いで、2022年ごろの量産開始をめざす。
将来の運転席をイメージした模型を用意したのは旭化成。車体に木を、床には芝生を敷き、車内で香りが出るようにしてリラックスできる空間を心がけた。木を車体に使うのは今は安全面で困難だが、使えるほどの強度の木材を開発すれば、快適性を上げられるとにらむ。担当者は「今回は理想的な空間をつくってみたが、そこから必要な技術を考えたい」と話した。
大日本印刷は、特殊なフィルムを使って地図や速度、再生中の音楽などの情報が浮き上がる木目調のパネルを展示。荷台に大きな画面やカメラを積んだ車は、楽天グループで研究開発を担当する「楽天技術研究所」が出展した。周囲に衣料品店がない地域の人が、遠くのスタイリストと通信で相談をしながら服を選べるサービスを提案している。
(友田雄大)
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