18年度も犬と猫の殺処分ゼロ 神奈川県動物保護センター
神奈川県は4月26日、県動物保護センター(平塚市)で保護された犬と猫の殺処分が2018年度もゼロだったと発表した。犬は6年、猫は5年連続。
同センターは横浜、川崎、横須賀市を除く県内全域で犬や猫を保護する。18年度に保護された犬は320匹(前年度比146匹減)、猫は543匹(同5匹増)。飼い主に返還されたり、ボランティアに譲渡されたりした犬猫が多い。扱いが決まらず、19年度もセンターに残ったのは犬19匹(同15匹減)、猫83匹(32匹増)だった。
県生活衛生課によると、飼い主の意識の高まりで保護数は減少傾向だが、犬や猫が増えすぎて飼えなくなる「多頭飼育崩壊」が年に数件起きている。県条例の改正により、10匹以上を飼う場合、今年10月から県への届け出が必要になる。
県はまた、建設中の新センターを「動物愛護センター」と名称変更し、6月1日に開所すると発表した。引っ越し後、現在の施設は取り壊す。
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