猫カフェに猫17匹放置、エサなく4匹死ぬ 経営者は行方不明

鹿児島市にある猫カフェの店内に猫17匹が放置され、うち4匹が死んでいたことが、市への取材でわかった。経営者の男性とは連絡が取れなくなっており、市は動物愛護法に違反する可能性があるとみて、経営者を捜している。
店は「にゃんcafe猫之坊」。市によると、店があるビルの家主から「6月上旬から経営者が行方不明になり、猫を放置している」と6月21日、市に連絡があった。猫の鳴き声を聞き、前日に家主が合鍵で店に入ったところ水やえさがなく、死んだ猫もいたという。市は経営者に連絡を取ろうとしたが、電話に出ず行方は分かっていない。
市はNPO「犬猫と共生できる社会をめざす会鹿児島」(鹿児島市)に衰弱した1匹を引き取ってもらい、店内にいる残り12匹についてもこの団体が引き取り、飼い主を捜す。
店は2013年3月に営業登録されたが、家主は「1年以上前から営業していなかったようだ」と市に説明。市は6月30日、鹿児島南署に相談した。
動物愛護法は、猫などの愛護動物にえさや水を与えず衰弱させるなどすると、100万円以下の罰金を科すとしている。
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