麻薬探知犬9頭が訓練終えて旅立ち 全国の空港で摘発めざす

閉講式に臨んだ9人のハンドラーと麻薬探知犬=千葉県成田市
閉講式に臨んだ9人のハンドラーと麻薬探知犬=千葉県成田市

 千葉県成田市三里塚にある東京税関麻薬探知犬訓練センターで15日、新しい麻薬探知犬9頭が誕生した。2月から約4カ月の訓練を終え、それぞれペアを組む5税関のハンドラー9人とともに卒業を迎えた。全国の港、空港などで密輸入の摘発にあたる。


 センターは全国で唯一の麻薬探知犬を訓練、育成する施設。年2回、公募で集まった1~2歳の犬に、大麻など不正薬物を探す訓練を繰り返しながら適性を見極める。合格率は3~4割にとどまるという。

 

 この日の閉講式では、東京税関の辻重隆・監視部次長が「今後もパートナー犬の成長と、信頼関係の構築に努めてほしい」と激励。ハンドラーを示す「K9(ケーナイン)」バッチが、一人ひとりの襟に付けられた。神戸税関の新ハンドラー、辻佳奈さん(25)は「楽しく一緒に仕事をしながら、早く(不正薬物を)摘発したい」と抱負を述べた。


<関連記事>

こっそり持ち込ませないワン! 肉・果物や麻薬……「探知犬」が空港で大活躍

朝日新聞
朝日新聞社の媒体に掲載されたおすすめの記事を紹介しています。

sippoのおすすめ企画

【出展受付中】sippo EXPO 2025

9/26-28@東京ビッグサイトで開催!ほかでは出会えない1万人のペット関心層が来場

Follow Us!
犬や猫との暮らしに役立つ情報をお届けします。