犬の大量の抜け毛は生え替わり、ブラッシングやシャンプーを

(写真は本文と関係ありません)
(写真は本文と関係ありません)
  • :柴犬(しば・いぬ)を飼っています。春から初夏にかけてごっそりと毛が抜けます。昨年の同じ時期は抜けすぎてハゲ犬になるかと思うほどで、病気ではないかと心配になりました。問題はないでしょうか?

    :春から初夏にかけて大量に脱毛するのは、換毛期だからです。犬の生理現象であって、病気ではありません。日照時間と気温が関係していて、被毛が2層構造になっているダブルコートの犬に見られる現象です。シベリアン・ハスキーなど寒冷地が原産の犬では特に顕著だと言われています。

    この時期は、冬の間に生えていたフワフワした柔らかい「冬毛」が抜け、細くて密度が薄い「夏毛」に生え替わります。犬は汗腺が少ないため、換毛によって体温調節をはかっているのです。なお秋から初冬にかけてはその逆で、夏毛が抜けて冬毛に替わります。

    最近は屋内飼育が主流になって寒暖の差があまりなくなったため、時期がずれたり、換毛しなかったりという事例も目につくようになりました。生え替わりが順調に行われないと垢(あか)や細菌が皮膚につきやすくなり、皮膚病につながることもあります。換毛の季節になったら、飼い主は積極的にブラッシングやシャンプーをして、生え替わりを促してあげましょう。

イヌ・ネコ ペットのためのQ&A

監修: 山根義久
編著: 公益財団法人動物臨床医学研究所
発行: パイ インターナショナル

山根義久
1943年生まれ。動物臨床医学研究所理事長、倉吉動物医療センター・米子動物医療センター 会長、東京農工大学名誉教授。医学博士、 獣医学博士。2013年まで日本獣医師会会長を務めた。

sippoのおすすめ企画

sippoの投稿企画リニューアル! あなたとペットのストーリー教えてください

「sippoストーリー」は、みなさまの投稿でつくるコーナーです。飼い主さんだけが知っている、ペットとのとっておきのストーリーを、かわいい写真とともにご紹介します!

この特集について
診察室から
動物臨床医学研究所の理事長を務める山根義久獣医師が、ペットの病気に関する質問にわかりやすく答え、解説するコラムです。
Follow Us!
編集部のイチオシ記事を、毎週金曜日に
LINE公式アカウントとメルマガでお届けします。


動物病院検索

全国に約9300ある動物病院の基礎データに加え、sippoの独自調査で回答があった約1400病院の診療実績、料金など詳細なデータを無料で検索・閲覧できます。