小さな町の豊かな魅力をPR、「まねきねこ課」ができたニャン

香川県多度津町は今春、町の魅力をPRするタウンプロモーション用の組織「まねきねこ課」を新設した。親しみやすいネーミングで町の豊かな自然や食、歴史をイベントやネットで発信する。
町への移住や定住促進、交流人口の拡大を狙った。コンセプトは「たどりつく多度津」で、「四国鉄道発祥の地」と「佐柳島の『とび猫』」をモチーフにした二つのロゴマークを作った。職員の名刺や観光ポスター、缶バッジなどで使い、認知度アップを目指す。

「まねきねこ課」のメンバーは、町職員有志や地域おこし協力隊員、各種団体の会員ら。町総合福祉センターに事務所をおく。自然豊かな子育て環境や移住への支援策、ブドウ、白方カキといった山海の味覚、町内二つの島の自然や文化、少林寺拳法の総本山、江戸時代の家老屋敷などをアピールする。
1日には、JR多度津駅を発着点に運行を始めた観光列車「四国まんなか千年ものがたり」の始発列車を見送った。事務局を担当する町政策企画課の河田数明課長は「桃陵公園で紙のランタンをともしたり、特産品の弁当を販売したりと、新しい活性化プランもすでに検討されている。まねきねこ課をひとつの起爆剤にして、町の魅力を国内外に発信していきたい」と話している。
(矢野裕一)
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