「もっと猫を救いたい」34歳主婦、家族の協力で保護猫カフェ

■共生の道を求めて開店
保護した猫9匹が出迎える猫カフェ「ねこのおうち」を、昨年12月、滋賀県大津市馬場2丁目の膳所駅近くに開いた。
高島市出身。小学生のころ、かわいがっていた野良猫が保健所に連れて行かれ、泣いた。「猫を守りたい」との思いが原点にある。高校卒業後に結婚。4人の子を育て、猫との関わりはなかったが、2015年秋、転機が訪れた。
ネットで見つけた猫の里親募集に応じ、2匹を引き取った。だがさらに衰弱した猫が数十匹いると知った。もっと救えないか――。猫と一緒に生きる道を考え、猫カフェ開店を決意。家庭動物管理士の資格を取得し、動物を扱える物件を1年かけて見つけた。
開店後、家族が家事に協力してくれる。中1の長女らから「お母さんががんばっているから私もがんばる」と言われたことがうれしい。営業は午前11時~午後5時(金土日曜祝日は午後6時まで)。月曜定休。ワンドリンク付きで60分千円。猫を飼いたい人と保護猫との仲介もしている。問い合わせはメール(nekonoouchi@neconeko.org)。
(菅沢百恵)

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