大リーグのマエケンが「応援団長」宣言! 殺処分ゼロをアピール

「マエケン画伯」が描いたチャリティTシャツのデザイン=広島県神石高原町
「マエケン画伯」が描いたチャリティTシャツのデザイン=広島県神石高原町

 広島県神石高原町にあるピースワンコ・ジャパンの保護施設を、メジャーリーガーが訪ねてくれた。ロサンゼルス・ドジャースの前田健太投手と妻の早穂さん。2人を招いた11月27日のチャリティイベントには、あいにくの冷たい雨にもかかわらず、約2000人が詰め掛けた。

 今回の訪問は、トイプードルの小太郎君と暮らす前田夫妻が、広島を本拠地として殺処分ゼロを目指す私たちの活動に関心を持ってくれたことから実現した。夫妻は保護犬たちがいる犬舎を見学し、災害救助犬の夢之丞やハルクとも触れ合った後、そろってイベント会場の「神石高原ティアガルテン」野外ステージへ。芝生広場を埋めた観客の中には、昨年まで前田投手が所属していた広島カープの赤いユニフォームや雨合羽を着た熱心なファンも目立った。

 ピースワンコのプロジェクトリーダー大西純子との対談では、二酸化炭素による窒息という残酷な方法で行われている殺処分の現状、ペットショップのあり方、動物らしさや動物に適した環境を大切にする「アニマルウェルフェア」の考え方などについて、幅広くトークが展開された。

ピースワンコのプロジェクトリーダー大西純子(右から二人目)と対談する前田健太さん、早穂さん夫妻
ピースワンコのプロジェクトリーダー大西純子(右から二人目)と対談する前田健太さん、早穂さん夫妻

 前田投手は「ペットのことに関しては、日本は世界と比べて遅れていると思う。多くの方にこの問題を知っていただきたい。カープがリーグ優勝して広島が注目を集めているので、殺処分ゼロの取り組みが広島から全国へ広がるといい」と語った。早穂さんはピースワンコの施設の印象を「ちゃんと犬のことを考え、ただ預かっているだけじゃなくて、犬を育てていると感じた」と話してくれた。

 続いて前田投手は、テレビのバラエティ番組にも出演した「マエケン画伯」として、チャリティTシャツの図柄をステージ上で描いた。「Peace Dog Peace Life」とメッセージが入ったTシャツは、12月11日までの期間限定で、ピースワンコのチャリティグッズ通販サイト(http://jinseki.com/products/list.php?category_id=18)や神石高原町の施設で予約を受け付けている。前田投手も来年のキャンプ初日にこれを着て球場入りするという。

チャリティイベントに集まった大勢の人たち
チャリティイベントに集まった大勢の人たち

 前田投手は、ピースワンコの「応援団長」になり、来年のシーズンオフにもまたここへ来ると約束してくれた。また、来季は試合での勝ち星の数に応じてピースワンコに寄付をする、というサプライズの宣言もあった。翌日のスポーツ紙にはさっそく「マエケン、殺処分『完封』へ決意の登板」などの見出しで大きな記事が載った。

 これまで接点がなかった方々にも広く活動を知ってもらうために、前田投手のような著名人の協力は何より心強い。ぜひ来年も再来年も、継続してこんなイベントを開いていきたい。

大西健丞
1967年生まれ。NPO法人「ピースウインズ・ジャパン」代表理事。広島県神石高原町にシェルターを設け、捨て犬の保護・譲渡活動に取り組むプロジェクトを運営している。

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この特集について
大西健丞のピースワンコ日記
NPO「ピースウインズ・ジャパン」代表の大西健丞さんが、殺処分ゼロをめざして犬の保護活動に取り組む日々を語ります。
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