ウェブカメラでペットの見守り 留守番を外からチェック

(写真は本文と関係ありません)
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 インターネットでつながり、映像や音声をスマホなどで確認できるウェブカメラ(ネットワークカメラ)を自宅の室内で使う人が増えています。ペットや子どもの見守りなどに利用されているようです。ただ、セキュリティー対策を怠ると第三者に盗み見られる危険性があります。

 東京都武蔵野市の女性会社員(45)は2011年ごろから、自宅の室内で飼っている2匹の猫の様子を見るため、ウェブカメラを2台使っている。「スマホの操作でカメラの方向を変えられるので、留守中に猫がどの場所が気に入っているか仕事の合間などに確認できる」と話す。

 調査会社テクノ・システム・リサーチによると、15年に国内の量販店などに個人向けに出荷されたウェブカメラは約5万2千台。調査を始めた04年の約1万7千台の3倍に増えた。19年には10万台を超すと予測する。

 価格は調査開始当初、5万円ぐらいだったが、その後、台湾や中国のメーカーが続々参入。1万円を切る商品も出てきている。同社の池田英信マーケティングディレクターは「当初は防犯意識の高い人が使う場合が多かったが、ペットの見守りなどの需要も元々あり、価格帯が下がったことで気軽に使う人が増えてきた」と分析する。

 パナソニックは昨年10月から個人向けの発売を開始。屋外向けと屋内向けがあり、販売台数の大半が屋内向けという。関連サービスも盛んだ。NTTドコモは、昨年8月から月額100円(消費税別)でペットの見守りなどをする「おるすばんカメラ」を始めた。同社が販売するウェブカメラを使うと、ペットが活発に動いている時や一定期間動きがない時に通知がメールでスマホに送られ、動画が確認できる。

 一方、セキュリティーには注意が必要だ。セキュリティーソフト大手のトレンドマイクロが6月、東京、大阪など都市部5都府県を調べたところ、法人向けを含め少なくとも3586台が外部からのアクセスが可能だった。第三者に映像をのぞかれたり、カメラを動かされたりする恐れがあるという。

 独立行政法人情報処理推進機構の担当者は「ネットのケーブルをつなげばそのまま使えるものが多く、セキュリティーはおろそかになりがちだ」と話す。

 同機構によると、大半のウェブカメラにはパスワードによる認証がないとアクセスできない仕組みがある。この設定にした上で、パスワードを出荷時の設定から変えることが盗み見を防ぐ対策として有効という。

(小泉浩樹)

朝日新聞
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