野良猫を地域猫にして殺処分ゼロへ 「ねこねこ団」

野良猫と住民のトラブルや殺処分を減らそうと、山口県岩国市の立場愛さん(35)がボランティア団体「横山地域ねこねこ団」を立ち上げた。野良猫を「地域猫」として世話し、住民との共生をめざす試みだ。
岩国市の観光地で、錦帯橋そばの横山地区。吉香公園は樹木が茂り、捨て猫が絶えない。観光客がえさを与えることもあり、猫が増えているという。
立場さんは「多くの人の目に触れる横山で猫と共生するモデルケースにできないか」と考え、「ねこねこ団」を発足。新たな飼い主への譲渡を仲立ちしたり、猫に避妊去勢手術を施したりする。フンの始末や募金活動にも取り組む考えだ。
「ねこねこ団」の名称は「猫が好きな人も、猫が嫌いな人も」という意味が込められている。立場さんは「横山の猫がゼロになることはないが、殺処分を避け、少しでも可哀想な命を減らしたい。解決策をみんなで考えていければ」と話している。
問い合わせは、フェイスブックの「横山地域ねこねこ団」へ。
(二宮俊彦)
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