猫の大好きな「猫つぐら」が紙ひもで作れる! 自作の指南本

『猫つぐらの作り方』の表紙=誠文堂新光社提供
『猫つぐらの作り方』の表紙=誠文堂新光社提供

 冬は暖かく夏は涼しく、快適な猫のためのねぐら「猫つぐら(猫ちぐら)」。一部では予約が5年待ちになるほど人気の「幻の猫グッズ」だが、このほど、手作りの仕方を手ほどきする本が出版された。伝統的な稲わらの製法だけでなく、紙ひもで作る現代風アレンジ猫つぐらも紹介している。


 猫つぐら(猫ちぐら)は、新潟や長野などの農村部で、農閑期の冬場に作られてきた伝統的な手工芸品だ。猫がすっぽり入るほどの小ささで、稲わらを手で編んで作る。ちなみに「猫ちぐら」は新潟県、「猫つぐら」は長野県での呼び名だ。


 出版された本は『猫つぐらの作り方』。「猫つぐらの里」と言われる長野県栄村での伝統的な作り方を紹介する。材料や道具の準備から、稲わらの編み方まで。紙ひもでのアレンジ法も載せている。長野県栄村の景色や、猫つぐらに入って丸まる「つぐら猫」の写真も豊富にあるので、眺めるだけでも楽しい。


 近年の猫ブームの中、インターネット販売で猫つぐらは話題の商品に。職人による手作りのものは発売と同時に即完売、工房によっては半年から5年待ちと大人気だ。工芸品として美しいだけでなく、通気性にも保湿性にも優れているため、つぐらの内部は猫にとって快適な空間だという。


 同書の担当編集者は「名人が作る美しい猫つぐらを紹介しています。日本が誇る伝統工芸品の一つである猫つぐらに親しんでもらうきっかけになれば」と話している。


 誠文堂新光社刊。1500円(税別)。

 

(安田有希子)

sippo
sippo編集部が独自に取材した記事など、オリジナルの記事です。

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