「盲導犬と一緒だと安心」視覚障害を小学生が体験学習 高知

アイマスクを着けて盲導犬の誘導で歩く児童=高知県四万十市立大用小学校
アイマスクを着けて盲導犬の誘導で歩く児童=高知県四万十市立大用小学校

 盲導犬や視覚障害者への理解を深めてもらう出前授業「NEC盲導犬キャラバン」(日本盲導犬協会主催)が9日、四万十市立大用小学校(金子政弘校長)であった。1~6年生26人が参加し、同協会普及推進部の中村士(つかさ)さん(28)がラブラドルレトリバーのウィティ(雌・3歳)を伴って講師を務めた。


 児童は視覚障害の様々な例と白杖(はくじょう)の使い方、盲導犬の役割や訓練方法などを学んだ。代表4人はアイマスクを着けて犬の誘導で歩く体験をさせてもらった。


 中村さんは盲導犬と接する時の注意点も挙げた。盲導犬が集中力を欠かないように、声をかけない、触らない、飲食物を近づけない、目をじっと見ないことが大事だという。


 6年生の伊勢脇将生君(12)は「盲導犬は初めて見ました。アイマスクで周りが見えなくて怖かったけど、犬と一緒だとすごく安心して歩けた」。坂本春菜さん(12)は「授業の前は可愛いので触ってみたかったけど、視覚障害者の方がけがをしないように、お仕事の邪魔をしてはいけないなと思いました」と話した。


(菊池均)

朝日新聞
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