避難者のペット預かり、愛犬家の建設会社社長が協力

犬をなでる大和悟さん(中央)=熊本県益城町
犬をなでる大和悟さん(中央)=熊本県益城町

 地震で被害を受けた熊本で、奈良県葛城市の建設会社「大和エンジニア」が開設に携わったペットの一時預かり施設が、避難者たちに喜ばれている。大和悟社長(53)は「ペットは家族の一員。飼い主の被災者の支援につながります」と話す。

 熊本県益城町のペット預かり施設。被災者が避難する総合運動公園内にあり、冷房完備だ。犬用2棟と猫用1棟のプレハブで計60匹を預かることができ、ドッグランもある。5月16日にオープンした。

 愛犬家の大和社長は大型連休中に飼い犬3匹を連れ、夫婦で熊本県を訪れる計画をたてていた。その矢先に地震が起きたが、予定通り熊本を訪れ、避難所でエサを配るなどのボランティアに加わった。

 暑さで体調を崩した犬を目の当たりにし、ペット施設の設置を発案。益城町と協力し、資材を発注したり、社員たちと現地に行って作業をしたりした。

 施設の内覧会では、ダックスフントを連れて車中泊をしていた橋村和子さん(65)が「大変ありがたい。夏の昼間に利用したいです」と話した。飼い犬を施設に預けて新しい住まいを探すことができた避難者から、大和社長は「助かりました」と声をかけられたという。「みなさんの表情が明るくなっているようでうれしいです」

(浜田綾)

朝日新聞
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