犬の散歩は登下校時に 子ども見守る「わんわんパトロール隊」

大阪府豊中市立桜井谷小学校で28日、地域住民が犬を散歩しながら子どもたちを見守る「わんわんパトロール隊」の発足式が開かれた。同小の近くでは昨年5月、登校中の列に車が突っ込み、児童5人が重軽傷を負う事故があり、子どもたちの安全を守ろうとPTAが校区内の飼い主らに協力を求め、実現した。
わんわんパトロール隊は22世帯24頭で発足し、登下校時に犬を散歩させ、児童に交通ルールを守るよう呼びかけたり、不審者がいないか見回りをしたりする。
この日の発足式では、隊員らに「わんわんパトロール」と記されたストラップと証明書が渡された。ゴールデンレトリバーの「福助」とともに参加した主婦の江渕とみ子さん(68)は「犬も子どももお互いが大好き。積極的に声をかけ、子どもたちの安全を守りたい」と意気込んだ。
PTA会長の溝田成さん(47)は「無理のない範囲で登下校の時間帯に散歩してもらえればありがたい。大人の見守りの目で、子どもたちが巻き込まれる事故や犯罪を防ぎたい」と話している。
(吉村治彦)
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