“ジョーズ”気分で、霧吹きで猫にしつけ
「猫のしつけ」について前回触れましたが、しつける、と言っても、私は猫飼い初心者です。
「はじめての猫の飼い方」といった本に全面的に頼り、猫のしつけが可能であることを知りました。猫とのふれあいも、本のおかげで深められたような気すらしています。
知識って大切ですね。もっと本を読むべきだと実感しました(実践はしていませんが)。
猫の飼い方ハウツウ本で知った目から鱗の情報は、「霧吹きでしつけ」でした。これが、一番役に立ちました。
むしろ、これがなかったら、猫も人もお互いこんなにも幸せに暮らせなかったかも……とすら思っています。
霧吹きしつけは、いたって簡単。大切なのは、タイミングです。
まず、水の入った霧吹きを用意します。瞬発力が勝負なので、2つ以上あったほうがよいでしょう。あとは、猫がいけないことをしようとしたとき、霧吹きをシュッと1回するだけです。
すると、猫は大変嫌がります。ほんの少し身体に水滴がつくだけで嫌がりますから、猫に直接吹きかける必要はありません。でも本には、「最初の1、2回は猫の鼻に向けて直接吹きかける」とありましたので、直接かけたほうが効果的なようです。
我が家の霧吹きしつけで一番使えたのは、「食卓に乗っちゃダメ」のしつけでした。
よくドラマやドキュメンタリーもので、家族が食事をしているときに食卓に上る猫がいますよね。大変ほほえましい。……ですが、私は潔癖症ぎみのため、ちょっと嫌。
「食卓に猫を上がらせないなんて、猫好きに非ず」なのかもしれません……。でも、それぞれの家庭のルールがあるので、済みません。
最初のころ、食卓に上がろうとした猫の周辺にシュッと霧吹きを実践しました。
直接顔にかからないように吹きかけても、猫は「ギャーッ!」っといった顔で退散していきます。
それを2回くらいやると、霧吹きを見せただけで猫は「ギャーッ」という顔をして退散します。ちなみに、霧吹きを見せるときに、映画「ジョーズ」のテーマ曲を口ずさむと雰囲気が出ます。♪デ~レン、デ~レン、デレデレ……「ギャーッ!」と、猫とのテンポもバッチリ、なはずです。
霧吹きから水を出すのはほんの数回で、食卓に霧吹きを置いているだけで、抑止力になります。さらに、上らないでほしい棚に霧吹きを置く、という応用も可能です。猫が下から「今から上るぞ~」と、おしりをフリフリして棚に飛び乗る準備をしているときに、霧吹きがあることに気づく。すると、わくわく顔が一転、ジョーズに襲われる直前の海水浴客のように、たちまち「ギャーッ」という顔になって退散します。
ちょっとかわいそうかな、と思うこともありましたが、すぐに忘れて同じことを繰り返しているので、ちょうどよい“しつけ”なのかなと思います。
でも人間だって、急に霧吹きで水をかけられたら、恐怖かもしれないですね。
(ヤスダユキ)
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