お医者さんからアレルギー宣告 検査結果には「猫4つ」
猫アレルギーだけど猫好きだという人は、世の中にどれくらいいるのだろう。
猫を飼いはじめてから発覚した方も、きっと少なくないはずです。
私の猫アレルギーは、猫を飼い始めて4年目に発覚しましたが、それまで、全く気が付きませんでした。
たまたま飲酒でアレルギー症状(せきや呼吸が苦しくなる)がひどくなって、血液検査をしてみたときのこと。
近所のかかりつけの内科で採血し、結果を聞きに再度病院へ行ったときのこと。
(私)「ハウスダストと杉花粉以外、何かありましたか?」
(医者)「そうですね……ホコリより杉より、猫と犬(アレルギー)のほうがひどかったですね。もしかして、犬か猫飼ってますか?」
(私)「猫を飼ってます。2匹」
(医者)「ああーー! そうかー! 元々アレルギーは持っていたけど、飼ってるからひどくなってしまったんでしょうね……」
アレルギーの血液検査結果の表を見ると、数値は6段階で表示されていました(6が最悪)。
杉が3、ハウスダスト(ホコリ)と犬が2、猫は4……。
まじか。毎年つらいと思っていた杉花粉よりひどいじゃないか。
数値が猫の絵文字で表示されているけど、ぜんぜん笑えないし!
(医者)「これは、つらい結果ですね……。猫は家族ですもんね……」
と言ったまま、お医者さんは、まるで死の宣告をしたみたいに考え込んでしまいました。
その深刻さを前に、私はへらへらするしかありませんでした。だって、悩むことではない。アレルギーだからって、猫をどうこうするなんて、ありえないのだから。
今後、アレルギーとどうつきあっていくかといったことや、対処法は重要になるけれど……。
お医者さんが言うには、アレルギーはひどくなることはあっても、良くなることは見込めないのだとか。
救いになるかは分からないけれど、うちの猫たちを保護していたNPO団体の代表の方も、猫アレルギーだと言っていたし(常に自宅に猫が20匹はいる)、きっとなんとかなる……はずだ。
とか考えながら自宅に帰ると、「にゃーん」と猫たちが出迎えてくれました。
かわいい。
「なんで、こ~んなにカワイイのかよ~ 猫(孫)という名の宝もの~♪」(「孫」の替え歌) と歌いながら、鼻水をすすりました。
アレルギーは治らないとお医者さんは言っていたけど、体質改善など道はあるはず。
あたくし、諦めませんから!
(ヤスダユキ)
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