愛犬の正常な呼吸数、知ってますか?
呼吸とは、空気が口もしくは鼻腔から咽頭、喉頭、気管を通り、肺で二酸化炭素と酸素を交換する――という一連の流れのことです。ご存じの通り、生命維持には絶対に欠かせない生理的現象です。
この呼吸を計測することで、病気が発見できることがわかってきました。
計測は「安静時呼吸数」が対象になります。すなわち、犬がリラックスして横になっている時などに計測することが最も大事であり、1分間の呼吸数が目安になります。
横になっている犬の胸のあたりのふくらみが上下することを一回の呼吸として計測します。15秒で何回上下したかを4倍してもらう方法が一般的です。
そして犬の場合、正常な安静時呼吸数は1分あたり15~25回とされています。この呼吸数よりも多い場合は何かしらの病気が考えられます。
では、呼吸が速くなる原因にはどのようなものがあるかというと……
・発熱
・痛み
・興奮
・気管支炎や肺炎などの呼吸器疾患
・心臓病
・肺水腫
などがあげられます。
呼吸数は、基本体重や年齢に影響を受けないと言われています。「高齢になったから」というのは変化の理由になりませんので、常に気をつけてあげる必要があると思います。
まずは愛犬の安静時呼吸数を計測し、正常な呼吸数かどうかを確認してみてください。
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