市民シンポジウム「ペットの流通問題を考える」チラシより
市民シンポジウム「ペットの流通問題を考える」チラシより

「ペットの流通問題を考える」シンポジウム 9月23日開催、兵庫県弁護士会が主催

 2023年9月23日(土)、兵庫県弁護士会主催の市民シンポジウム「ペットの流通問題を考える」が開催される。参加は無料で、オンライン参加もできる。

犬や猫が命ある生き物として扱われないことも

 兵庫県弁護士会公害対策・環境保全委員会は、2019年度から動物愛護法令について研究を始め、神戸市動物管理センターや民間の保護シェルターを訪問したり、獣医師などの専門家を招いての学習会を開催したりするなどして、犬猫の殺処分や多頭飼育問題の実情を知り、動物愛護法令の理解を深めてきた。

 今回のシンポジウムは、「ペットの流通問題を考える」をテーマに、動物を取り巻く問題を解決していくにあたって、ペットを大量に繁殖させ、流通させている現状について考え、変えていくことを目指す。

市民シンポジウム「ペットの流通問題を考える」チラシ

 犬や猫が大量に生体販売される裏では、ペットが競り市(ペットオークション)で売り買いされている。一部の繁殖業者では、繁殖期をこえてなお意図的に出産させたり、大量の犬猫を劣悪な環境で飼育、繁殖させたりしているなど、犬猫が命ある生き物として扱われていない状況も起きている。

 シンポジウムでは、朝日新聞社の太田匡彦記者によるペット流通の現状についてデータに基づく報告のほか、動物問題に積極的に取り組む俳優・浅田美代子さんによるペットを取り巻く環境についての講演を予定している。また、sippoで「おしえて、ペットの弁護士さん」を連載する細川敦史弁護士が理事長を務める動物虐待対応の専門家組織「どうぶつ弁護団」の活動状況も紹介されるほか、ペットの流通問題について様々な角度から検討し、より良いあり方を考えていくパネルディスカッションも行われる。

■概要
〇日程/2023年9月23日(土)13:30~15:30(参加無料)
〇参加方法/兵庫県弁護士会館4階講堂(先着80人)および、Zooms(先着1000人)にて。会場参加のみ9月21日(木)までに事前申し込みが必要(定員に達し次第受け付け締め切り)。zoomによるオンライン参加は、当日規定のURLにアクセスする。
〇問い合わせ先/兵庫県弁護士会事務局 TEL:078-341-7061 ※問い合わせは9月22日(金)まで
https://www.hyogoben.or.jp/news/topics/15717/

sippo
sippo編集部が独自に取材した記事など、オリジナルの記事です。

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