寝言のクセがスゴイ⁉ 実家猫の甘えた鳴き声に癒やされた年始
「猫アレルギーですけど」2022年の1回目です。本年もよろしくお願いいたします。
この連載も8年目に突入し、我が家の2匹の猫も今年の春には11歳。もはや猫らの一生をお届けしているわけですが、大きな病気も事故もなく、平穏に過ごしてきたことに喜びを感じております。
飼い主たちにはいろいろあっても、猫らは「凪」そのものの。そんな「凪」こそが、猫と飼い主の幸せともいえます。
実家の猫の寝言がスゴイ!?
年始は久しぶりに栃木県まで日帰りで帰省し、実家の猫に会うのも楽しみでした。が、猫はどこにもいません。
もう猫のことを忘れた頃こたつに入ると、「キュ~クゥ~」というような、か細い猫の鳴き声が聞こえてきました。3歳の猫好きの娘が、キョロキョロしながら興奮気味に言いました。
娘「猫ちゃんどこにいるの!?」
母「こたつの中で寝てるのよ」
私「えっ……この声寝言なの?甘えているみたいだけど」
母「寝ながら鳴くのよ。いつもこうなの」
小声とはいえ、とても寝ているとは思えないほど鳴き続ける実家の猫・Kちゃん。その声は、甘えているような、安心しているようにも聞こえたので、気持ちよく眠っているのでしょう。
我が家の猫らが寝ているときも、時たま「ク~」など一瞬だけ鳴くこともあって、「どうした!?」と驚いていました。しかし、実家にとっては「寝ているけど鳴いている」状態が「凪」の日常なのでしょうね。なんだか癒されました。
娘のおもちゃでいっぱいの猫ベッド……
一方、我が家の猫らの年末年始。何事も起きないにもほどがあるのが、前回ご紹介した新しい屋根付き猫ベッドのことです。
購入から1か月以上経っても、一切入ってくれない日々が続いています。猫が冬も暖かく過ごせるよう、検討を重ねてようやく購入した猫ベッドでしたが、その屋根の上には娘のガラクタ(お気に入りおもちゃ)が大量に乗るようになりました。
これでは、猫が上に乗れません。ベッドの中にはおもちゃを入れていないため入れるはずが、入ろうとはしません。というのも、猫らは娘がおもちゃを置いているところをずっと見ていて、それは猫にとって「このベッドは私のものよ!」と娘がマーキングをしているように見えたのかもしれません。
ベッドを設置してしばらく経ち、おもちゃが置かれる直前までは、2匹とも2~3分くらい入ってみて、居心地をチェックしていたこともあったんです。なぜか、入り口にボロボロの紙袋(娘のコレクション)を置くと、安心できるようでした。
(全て私の妄想です)
「なかなか良いかも?」
「まだ落ち着かないかなぁ」
「もうちょっと私たちのニオイがついてからここで寝ようかしら」
そんなことを思っていたかもしれません。猫らは娘のことがいまだに苦手なので、屋根がおもちゃでいっぱいになって以降、一層ベッドに寄り付かなくなってしまいました……。
今や猫も娘もベッドに興味なし
おもちゃをどけても、またすぐに置かれるというイタチごっこをしているうちに面倒になり(ここが私のダメな所)、娘のねばり勝ち。そんな様子を猫らも見ているので、猫らがすっかりベッドに興味を失っているのも見て取れました……。
場所を変えれば入ってくれるかも…とわずかな望みをかけ、窓際に移動させてみても、「娘のマーキング」はそう簡単に消えることはないようで、猫は寄り付きもしません。今となっては「猫も娘も興味を失う」という救いようのない状態に陥っています。もはや、ただの邪魔な箱……。
猫のために買ったのに……私の力不足でゴメンよ猫……。と、現状を反省したところで、猫らは初めから私がじっくりじっくり吟味した猫ベッドに執着もなければ、興味すらさほどないようだったので、最初から「負け試合」を挑んでいたような気もします。
長期戦を覚悟して、暑くなる前に、なんとか猫ベッドに入っていただこうと、年頭に誓ったのでした。
(次回は2月17日公開予定です)
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