元繁殖犬「マル」、減量成功で美人になった1年 ところが今度は、失明の危機が
保護犬のマルが我が家に来てくれて、6月22日で、ちょうど1年。誕生日は7月7日に決めたので、同日は盛大にお祝いをしたいと思います。
1年で体重が半分に! すっかりかわいくなったマル
ブリーダー崩壊で保護されたマル。いったい何匹のミニピンちゃんを産んだのか(産まされたのか)はわかりませんが、当初、7キロ近い巨体だったことは、これまで何度か書かせていただきました。
きっとケージの中で“産めよ増やせよ”だったのでしょうね。分量も計らずにゴハンを与えられ続けた結果、上から見ると背中が四角く、まるで、お肉のブロックを背負っているような体型だったのです。
そんなマルは、まず保護してくださった「Wonderful Dogs」さんで1キロほどダイエットに成功。我が家に来てから1年で、3.5キロまで痩せることができ、毎月、フードやサプリメントを買っているWonderful Dogsの物販部門「Ohana with」さんからの“お手紙”には、「本当に美人さんになって」「かわいくなって」とコメントが。本当にありがたいことです。
白くなっていく左目……ついに眼科専門外来へ
先日、マルと初めて『安倍動物病院』(台東区入谷)さんに行ってきました。結局、失明してしまいましたが、ココがずっとお世話になっていた眼科専門外来がある病院です。
マルは我が家に来たときから左目が白っぽくて白内障気味でした。でも、検診やワクチン接種のときなど、獣医さんから特に何も言われなかったため、ずっと「目薬革命」というブルーベリーのサプリメントを飲ませて様子を見ていたのです。が、素人目に見ても、マルの左目は、どんどん白くなっていき……。
ついに『安倍動物病院』に予約を入れさせていただきました。
道中、クルマでの移動が大の苦手なハンターと違って、マルはおとなしくしてくれていました。いや、「どこに連れて行かれるの?」と少しビビッていたのかもしれません。
これ、保護犬の特徴だと思うのですが、譲渡会をはじめ、最初から幸せな犬に比べて、楽しくない移動回数が多い保護犬は、クルマが嫌いなのではないかと思うのですが、いかがでしょう。これを考えると、また胸が苦しくなってしまいます。
だってハンターは、もともとビビりな性格も相まって車内でずっとハーハーと大きな息を吐き続けていますから。もちろん、尻尾も垂れ下がってしまっています。
なので、おとなしいマルにも、病院に着くまで「大丈夫だからね」「怖くないからね」「いい先生だからね」と声をかけ続けました。
左目はほぼ見えず、右目も
到着すると、待合室には色々な症状のワンコやニャンコが。中には目に涙をいっぱい溜めている飼い主さんもいらして……。やはり私は動物病院が苦手です。
でも、院長先生は優しくて、常に的確な判断と診察をしてくださるので心から信頼させていただいています。
結果、マルの目は、左目はほぼ見えず、右目も白内障が進行しているとの診断でした。素人目には、右目は問題ないと思っていたので衝撃を受けると同時に、出していただいた目薬を欠かさず点眼することを決意しました。
(恐らく)悪環境で出産をし続け、やっと自由に、たぶん幸せになれたというのに、推定7歳という年齢で両目が見えなくなってしまうなんて、マルがあまりにも気の毒すぎます。
「母性がある」「ご飯を食べたら自分からケージに入る」とWonderful Dogsさんからは聞いていたのに、我が家に来た瞬間から誰よりも甘ったれになり、ケージになんて一切入らない(!)マルですが、やや長めの尻尾をフリフリしてくれながら、「抱っこ、抱っこ」とせがみ続ける彼女は本当にカワイイんです。
「保護犬は、みんないい子」とは、Wonderful Dogsさんと私をつないでくださった浅田美代子さんの言葉。私も心からそう思います。
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