愛猫が玄関で出迎えてくれる喜びが復活! 疲れも吹っ飛ぶその威力と喜びをかみしめる

 ペットと暮らしていて、嬉しいことのひとつに、“帰宅時に玄関で出迎えてくれる”ということがあります。

 わんこの場合、それが実感できる方も多いかと思いますが(うらやましいです)、猫の場合はどうでしょう?

 マイペースな猫といえば、飼い主を待ちに待っていました!ということがほぼないため、各家庭によって、必ず出迎えてくれる、一切来ない……など、さまざまかと思いますが、我が家の場合は、環境の変化によって猫も対応を変えていて、最近は嬉しいことがありました。

出迎えに来なくなった理由とは……?

 先日10歳を迎えた、我が家の活発で人懐っこいサビ猫・あんずは、私が帰宅すればほぼ毎回、玄関まで出迎えに来てくれていました。扉を開けると、すでに玄関にたたずんでいたり、走って出迎えてきてくれたり、寝ていたのか“伸び”で迎えてくれたりと、バリエーションも豊かで、帰宅が嬉しくなる日々でした。おしゃべりな猫でもあるので、「にゃー(おかえり)」と声をかけてくれるところも萌えポイントでした。

サビ猫「あんず」
暑くてバテ気味のあんずです

「……でした」つまり、それは過去の話です。あんずは、もちろん今も元気に暮らしています。物理的理由があって玄関に来られなくなったわけでも、体に問題があって動けなくなったわけでも、性格が変わったわけでもないんです。でも、我が家に子どもが産まれてから、徐々に出迎えに来なくなってしまったのです。

 子どもが赤ちゃんの頃は、まだ来てくれていました。当時の子どもは、私か夫が抱っこして“一体化”しているか、カゴ的なものに入って帰宅するので、猫にしてみれば“大きな荷物”のようなもの。さほど違和感はなかったでしょう。

 それが、子どもが話すようになり、自分で歩いて玄関に入ってくるようになると、次第に出迎えなくなってきました。しかし、私が出迎えに来なくなった寂しさに気づくのも、しばらく経ってからだったと記憶しています。

 というのも、子どもと帰宅したときは、「一刻も早く子どもに手を洗わせたい」とか、「抱っこのまま3階(我が家はエレベーターなしの3階)まで来て疲れた」とかでいっぱいのため、ほかの事を考える余裕がなく、猫が出迎えてくれるかどうかということを気にすることができませんでした。

 あるとき、一人で帰宅したときに、あんずが「にゃー」と玄関に来てくれて、懐かしさを感じ、「あんずが来てくれた! 嬉しい! ……そういえば、最近は出迎えてくれなかったな……」と、“出迎え”が当たり前でなくなった日々を改めて感じたわけなのです。

サビ猫「あんず」
かわいいお目目のあんず

ある日突然、“出迎え”が復活した!

 かといって、私が一人で帰宅したときは必ず出迎えてくれる、というわけではないので、寂しい気持ちで過ごしていました。

 あんずは、子どもに嫉妬の炎を燃やしたり、子どもが自分にちょっかいを出すのを嫌がったりしていたので、仕方がないことだよな……と諦めていたのと、私の余裕がないせいで、あんずに申し訳ないことをしていたな……という気持ちで過ごしていたのですが……。

 ちょっと前から、あんずの出迎えが復活したのです。それも、子どもと一緒に帰った時も、ほぼ来てくれるようになりました。あんずにどんな心境の変化があったのかは謎ですが、ある日を境に突然です。

女の子とサビ猫「あんず」
夫のひざに乗っているあんずに迫る娘

 子どもと疲れて帰ってきて、玄関の扉を開ける直前に「手を洗わせなきゃ(イヤイヤ期のため手を洗うだけでひと悶着ある)」「これから夕飯の支度が……」とか、色々とため息の出ることを考えているところに、「にゃー」とあんずの姿があった日は、いつもより元気が復活したのは、言うまでもありません。

「あんずぅ~来てくれてありがとう~」と熱いメッセージを送ると、あんずはしらっと「そんなことより、オヤツをよこせ」というそぶりを見せてくれますがね。

 2歳の娘も「あっ、ねこちゃんいたよ!」とか、「あんちゃん、いるねぇ」とか言うので、私は「『おかえり』って言っているよ」など応えると、「ただいまぁ~」と嬉しそうにあんずを追いかけます。

 すると、逃げてしまうんですけどね。

キジトラ猫「モモ」
相棒猫のモモ。今回は出番なし

 仕事で疲れて帰ったとき、暗い部屋の中に、目をきょろきょろさせたフサフサの生き物が立っているのを見ると、元気がチャージされたあの日々。愛猫の出迎えは、仕事の疲れ、子育ての疲れも(少しの間)吹っ飛ぶ、すごい力を持っています。

安田有希子
2015年からsippoにて「猫アレルギーですけど」の連載開始。2匹の元保護猫と暮らして4年目に猫アレルギーが発覚するも、平和に暮らす。猫の好きなパーツは、小さく並んだ門歯。幼少の頃「うちのタマ知りませんか?」のすごろくに大ハマりした年代。栃木県出身。

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この連載について
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