元繁殖犬「マル」も一緒に過ごす、初めてのお正月 犬用おせちでみんなの健康を祈願
新年あけましておめでとうございます。皆さんはどんなお正月を過ごされましたか?
我が家はピン1匹時代には、犬と泊まれる都内のホテルや強羅のリゾートホテルなどにおせちのお重を持ち込み、今からすれば、かなりゴージャスに過ごしていたこともありました。
でもピンの腹違いの妹・ココが来てからは、ずっと自宅派。最初の理由は、2匹を連れて遠出するのは、クルマでも電車でも、けっこうタイヘンであるということ。ピンはクルマが大好きで、おとなしく乗ることができたのですが、ココは落ち着いて乗ることができなかったこと。
新幹線なども、犬と一緒のときは別にチケットを買わなければならないし、どんなにケージから出たがっても、膝に載せたりするのはNG。長時間の移動は犬にとってはストレスになってしまうと考えました。
さらに、前述の都内のホテルは、犬1匹につき1部屋というルールがあったし、リゾートホテルも今から思えば、バブリーな(苦笑)ホテルでした。というワケで、「さすがにこれは、もったいないのではないか」となり、行くのをやめてしまいました。
犬をペットホテルに預けて出かける? それは考えられませんでした。ピンもココも、小さい頃は何度も脱走事件を起こしていましたから、もしも預け先で何かあったら……と心配で心配で。そんなことから18年前のハワイを最後に、海外にも私は行っていないのです。
実は行きたいとも思わなくなりました。脱走が心配なだけではなく、犬と家で過ごすのが最高の幸せだと感じられるようになったからです。人の気持ちというのは変わるものなのですね……。
犬用おせち、想像以上に豪華!
さて、マルが増えて3匹と迎えた初めてのお正月。マルと出会わせてくれた「Wonderful Dogs」さんがやっている通販で、初めて犬用の「おせち」を買わせていただきました。
これまで1000匹以上もの犬の保護に携わってくださっていると同時に、フードやトリーツ、グッズなどの店頭販売や通販をしていらっしゃいます。
代表の岩淵友紀さん曰く、「保護活動を長く、健全に続けていくために」犬関連のモノを販売しているとのこと。経営の柱をしっかり保ちながら、保護活動にも精を出しているというわけです。
「若いのに、本当にしっかりしている」とは、岩淵さんと共に何度もレスキューに出た経験のある女優の浅田美代子さんの言っていたことです。私も本当にそう思います。
だから少しでも助けになれば……とフードやトリーツ、すごく充実している栄養保護食品などを毎月、購入させていただいている中で、「おせち」を見つけたのです。
年末、クール便で届いたそれは、サーモンピンク色の風呂敷に包まれていました。「なるべく早く冷凍庫へ」という注意書きがあったのでそのまま冷凍して、大晦日の夜、冷蔵室で解凍しておきました。
元日、開けてビックリ! おせちの形をしたトリーツやフードなのかと思いきや、お肉やお魚、野菜の煮物など、見た目も彩りも内容も、ちゃんと「おせち」でした。
一度に全部は食べきれないので、ピン、ココ、マル、それぞれのお皿に分けてあげて、1日、2日の朝ごはんにしてみました。野菜の煮物にかなり水分が含まれていたせいか、少々ウンチがゆるくなってしまいましたが、3匹共、完食。
飼い主の自己満足ポイントが高い行為だったとはいえ、「今年も、みんな健康で元気に」という想いをこめられたお正月となりました。
犬も人も元気に……新年の願い
目が見えないココは今年15歳になります。見えないなりに家の中を自由に駆け回り、何より助かるのは、他の2匹のご飯を横取りするほど食欲旺盛ということ。
恐らく8~9歳になるハンターは相変わらずビビりではありますが、マルが来てから顔も行動もすっかりお兄さんになりました。
マルも推定年齢ですがハンターよりも正確で、今年7歳になります。ブリーダー崩壊で保護されたマル(岩淵さんが最初につけてくれた名前はキャロット)は、岩淵さん曰く「母性に溢れている」ハズだったのですが、いまは我が家の誰よりも甘えっこです。
そして私は64歳になります。見た目は実年齢よりもずいぶん下に見ていただけるのですが、実は昨年から坐骨神経痛に悩まされ、調子が悪いと歩行(踏み出し)に支障が出る日があったりします。
こんなことではいけない……と、3匹のためにも健康に気をつけようと想いを新たにしたお正月でした。
本年もよろしくお願い申し上げます。
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