愛猫に手編みの首輪はいかが? “猫モニター”が着け心地も確認

レジメンタルタイ。こちらが大ちゃん(撮影/白井由香里)
レジメンタルタイ。こちらが大ちゃん(撮影/白井由香里)

 糸を編んで作る猫の首輪の編み物本「手編みのかわいい猫の首輪」(エクスナレッジ)が発売された。発売直後から「革の首輪のように、禿げる心配がない」など早くも話題を呼んでいる。

(末尾に写真特集があります)

 手編みの首輪は、軽さとやわらかさが魅力だ。猫が身に着けるものなので、安全性にも配慮し、安全バックルを使う作り方も紹介している。写真の通り、見た目もかわいらしく、ネクタイやタキシード、ヘビ、スタイ(よだれかけ)、エリザベスカラーなど、独特なデザインを30点以上掲載している。この本を見ながら、愛猫にどの首輪が似合うか妄想するだけでも楽しそうだ。

エンジェル(撮影/白井由香里)
エンジェル(撮影/白井由香里)

 一見、まるで猫の写真集にも見えるが、編み図はもちろん、かぎ針編みが初めての人にもわかるように、針の持ち方や編み方の基本レッスン付きというのも嬉しい。

 かぎ針編みの初心者には「細編み」で編む首輪がおすすめ。細編みで首輪のベルトを編んだら、市販品のチャームをベルトに通すだけで、愛猫だけのオリジナル首輪になる。

作家の愛猫がモニターに

 編集部に、同書のこだわりについて聞いた。

「安全面への配慮とともに、ファッションと同じで、猫がもっと可愛く魅力的になる首輪作りを心がけました。『こんな首輪があったら欲しいね』という発想で意見を出し合いましたが、それ自体がとても楽しい時間でした。本を手にした皆さんにも、写真をヒントに愛猫に似合う作品を見つけて、作っていただけたらと思います。掲載した首輪が、どんな猫ちゃんにも似合いそうというジャッジや着け心地においては、“猫モニター”たちの協力が欠かせませんでした」

エリザベスカラー(撮影/白井由香里)
エリザベスカラー(撮影/白井由香里)

 “猫モニター”とは、手編みの首輪の作家さん方の愛猫たち。もともと首輪をつけたことがなかった猫も多かったという。だが実際に着けてみると、どの猫も嫌がらないどころか、そのうちに自ら首を差し出して首輪をつけさせてくれるようになった猫もいたのだとか。本でモデルになった猫たちも、撮影中は首輪をつけても気にすることなく、自由に過ごしていたそうだ。着け心地においては、猫たちのお墨付きと言えるだろう。

猫ハウスの「大ちゃん」も再登場

 同書は昨年同社から発売された「手編みのかわいい猫ハウス」に続いて、かぎ針編みでつくる猫グッズの第2弾。猫ハウスの本で、表紙のモデルを務めた“大ちゃん”が引き続き登場している。大ちゃんについて、編集担当者はこう話す。

「1年振りの再会で、茶トラらしく食いしん坊な性格からかすっかり貫禄が出ていましたが、前回の撮影でじゃれていた猫じゃらしに今回も飛びついたりするなど、かつての面影もしっかりありました。この本によって再会できたのが嬉しく、本を作って良かったと思いました」

 猫モニター、猫モデルともにお墨付きをもらっている軽くてやわらかな手編みの首輪。編み物未経験の方も、この冬チャレンジしてはいかがだろうか?

「手編みのかわいい猫の首輪」
出版社: エクスナレッジ
定価:1,500円+税
単行本(ソフトカバー): 96ページ、B5変

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安田有希子
2015年からsippoにて「猫アレルギーですけど」の連載開始。2匹の元保護猫と暮らして4年目に猫アレルギーが発覚するも、平和に暮らす。猫の好きなパーツは、小さく並んだ門歯。幼少の頃「うちのタマ知りませんか?」のすごろくに大ハマりした年代。栃木県出身。

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