子猫2匹に尽くす日々 “使用人”の気持ちわかり人間関係も改善?
東京・芦花公園駅近くでお菓子とコーヒーの店を営む野木将司さん(40歳)、バリスタ担当の博子さん(40歳)夫妻。ある日の休憩時間、スマホの画面にニヤつく将司さんに「何をあんなにうれしそうに見ているんだろう?」と博子さんが覗き込むと、「ほら見て、可愛いんだけど!」と話題の猫動画をグイグイ推して来たのでした。
将司さんのお姉さん家族が猫を飼い始めた影響もあり、そこから二人は猫と暮らしたいなと思うように。シェフという仕事柄、調べものや準備はお手のものだという将司さんは、すぐに「保護猫」の存在を知り、「譲渡会」というものが開催されていることを知ります。しかし、譲渡会は土日開催が多いもの。お休みが平日の野木家にとって、それはハードルが高いものでした。
譲渡会へ行くのは困難だとあきらめ、次はネット中心に探すことに。そこで保護犬・保護猫の情報サイト「ぺットのおうち」でビビビッ!ときた子猫たちに申し込みをしました。ちなみにお二人は、猫を迎えるためにペット可の賃貸マンションを探し、振り切って戸建てを購入したというツワモノです。準備が素晴らしい。
お二人にとって初めての猫暮らしということもあり、「子猫」から迎えたいと思っていました。また、猫を飼う友人から「留守の時間が長いことを考慮して多頭の方がいいのでは?」というアドバイスを受けて、「パン」と「ミルク」の姉妹(6カ月)を迎え入れました。
私が取材に行ったのは、2匹が野木家に来て約4カ月のころ。もともと犬派だった博子さんは、その違いを楽しんでいるようでした。「犬はしつけが出来るもの。一緒に外出する機会も多く、主従関係をしっかりと構築しないといけません。犬は『相棒・友だち』といった関係でした」と。
一方、猫は「自由すぎる」(笑)。「主従関係はまったく逆で、ただただこちらが尽くすだけ(ええ、わかりますとも)。まるで使用人になったかのようです」 でも、それだって良い!と、仕事で疲れた体を癒してくれるパンとミルクに巡り会えたことに感謝していました。
仕事一筋! 職人気質の将司さんにも変化があったといいます。パンとミルクが来てからというもの、早く会いたい!と、帰宅時間が俄然早くなったとか。「ここまで溺愛するとは」と自分自身の変化に驚きを隠せないようです。
また、経営者として雇用主として、人間関係に悩んでいた時期にパンとミルクを迎えたのも必然なのでしょう。2匹を迎え、“使用人”の立場に戻ったことで、スタッフにも優しくなれるのだとか。猫も人間(スタッフ)も、自分がいないと立ち行かなくなる。まさか、猫と暮らして、職場の人間関係も円滑になるとは……。
全国の経営者の皆さーん、保護猫と暮らしてみてはいかがですかー?
- 撮影テクニックの説明
- テクニック1 【階段で遊ぶ】
平面になりがちな写真も階段を使えば立体的になる。また、自ずと陰影が付くので、撮影にオススメの場所。
テクニック2【背景をボカす】
背景のカレンダーをよりボカすために、ズームレンズ24-70mm(開放値f2.8)から単焦点レンズ50mm(開放値f1.2)に交換。また単焦点の方が明るいのでシャッタースピードも稼げる(1/250 F2.0 ISO1250)。
テクニック3【猫のキラーポーズ】
猫はちょっとした段差にあごを乗せるもの。絶対に可愛く撮れるキラーポーズを頭に入れ、カメラを常に身近に置き、その時に備える。
- パンとミルクのInstagram:@painchan_milkchan
パンとミルクの橋渡し:みなとねこー東京都港区の主婦らによる地域猫ボランティア
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